掃除屋社長の日常や雑感をつづるブログ

たまには役に立つ内容があるかもしれません

 

 

売上を増やしたい。

経営者なら、当然考えることです。

では、売上を増やすためにはどうすればいいでしょうか。

一番分かりやすいのは、お客様を増やすことです。

 

 

10社のお客様を20社にする。

月100件の注文を120件にする。

新しい仕事をどんどん取る。

売上を伸ばす方法としては、とても分かりやすい。

 

 

 

私自身も以前は、

「売上を増やす=仕事を増やす」

という感覚が強かったように思います。

でも、売上を増やす方法はそれだけではありません。

 

 

 

もう一つあります。

一件あたりの単価を上げることです。

例えば、月100件の仕事を1万円で受けている会社があるとします。

売上は100万円です。

これを120万円にしたい。

一つの方法は、仕事を20件増やすことです。

100件から120件。

これで売上は120万円になります。

 

 

 

もう一つは、100件のまま単価を1万2,000円にする方法です。

これでも売上は120万円です。

売上だけを見れば同じです。

 

 

 

しかし、会社の中身はかなり違います。

仕事を20件増やせば、その分だけ作業も増えます。

人が必要になるかもしれません。

材料も増えます。

請求書も増えます。

問い合わせも増えます。

移動も増えるかもしれません。

 

 

 

つまり、

売上と一緒に仕事量も20%増える。

ということです。

一方で単価を上げた場合、基本的な仕事量はそれほど変わりません。

もちろん、値上げによって一部のお客様が離れる可能性はあります。

 

 

 

ただ、同じ仕事量で売上が増えれば、利益への影響は大きくなります。

これは前回の値下げの話と逆です。

値下げは利益を大きく減らすことがあります。

反対に、少しの値上げが利益を大きく増やすこともあります。

 

 

 

 

例えば、1万円の仕事で変動費が8,000円かかっているとします。

利益は2,000円です。

これを10%値上げして1万1,000円にする。

変動費が同じ8,000円なら、利益は3,000円になります。

価格は10%しか上がっていません。

でも利益は、

2,000円から3,000円。

50%増えています。

 

 

 

こうして数字にすると、単価の重要性がよく分かります。

もちろん、

「じゃあ全部10%値上げすればいい。」

という単純な話ではありません。

価格には相場があります。

競合もいます。

お客様が感じる価値もあります。

何より、その価格に見合う仕事を提供できている必要があります。

 

 

 

 

ただ、

「売上を増やしたいから新規営業をしよう。」

と考える前に、

今の単価は本当に適正なのか。

を一度考えてみる価値はあると思います。

 

 

 

長く続いている取引ほど、価格が昔のままになっていることがあります。

契約したのは10年前。

その間に最低賃金は上がった。

材料費も上がった。

燃料費も上がった。

社会保険料の負担も変わった。

それなのに、販売価格だけ10年前のまま。

これでは利益が減っていくのは当然です。

特に継続契約では、この問題が起こりやすいと思います。

 

 

 

最初は十分利益があった仕事でも、少しずつコストが上がり、気付けばほとんど利益が残っていない。

それでも、

「昔からのお客様だから。」

と価格を変えずに続けてしまう。

気持ちはよく分かります。

でも、適正な利益を確保できなければ、そのサービス自体を長く続けることが難しくなります。

私は、

値上げは利益を増やすためだけではなく、仕事を続けるために必要な場合もある

と思っています。

 

 

 

そして、単価を上げる方法は値上げだけではありません。

例えば、一緒に提供できるサービスを増やす。

上位の商品を用意する。

オプションを作る。

定期契約へ切り替える。

一件のお客様からいただく売上を増やす方法はいろいろあります。

清掃の仕事であれば、

日常清掃だけだったお客様から定期清掃もいただく。

ガラス清掃も相談していただく。

エアコン清掃も受注する。

これも一件あたりの売上を増やす方法です。

 

 

 

新しいお客様を探さなくても、既存のお客様との取引を深くすることで売上を増やせます。

そして私は、売上を考える時には、

客数 × 単価

だけでは少し足りないと思っています。

 

 

 

 

もう一つ、

継続していただく期間

も重要です。

毎月1万円のお客様が一年で離れるのか。

10年続いてくださるのか。

会社にとっての価値はまったく違います。

だから、

新しいお客様を増やす。

単価を上げる。

長く付き合っていただく。

この三つをバランスよく考える。

これが売上を安定して伸ばす方法なのだと思います。

 

 

 

新規のお客様ばかり追いかけると、営業コストが増えます。

単価ばかり上げれば、お客様が離れる可能性があります。

既存のお客様だけに頼れば、新しい売上が育ちません。

どれか一つではありません。

ただ、経営者として一度考えてみてほしいのは、

「売上を増やす=仕事量を増やす」になっていないか。

ということです。

 

 

 

仕事量を20%増やして売上を20%増やす。

それも一つの方法です。

でも、仕事量をほとんど増やさずに単価を5%改善する。

既存のお客様から別の仕事を一ついただく。

解約するお客様を少し減らす。

こうした小さな改善を組み合わせることで、同じくらい売上が増えることもあります。

そして、その方が利益は残りやすい場合があります。

 

 

 

会社を成長させるというと、

仕事を増やす。

人を増やす。

売上を増やす。

どうしても「量」を増やす方向へ考えがちです。

でも、ある程度会社が成長してきたら、

「量を増やす経営」から「一件の価値を高める経営」へ。

少し視点を変えてみることも必要なのではないでしょうか。

 

 

 

忙しさを2倍にして売上を2倍にするより、

同じ忙しさで利益を増やす。

私は、そちらの方が会社としては強いと思っています。

 

Vol.471

 

 

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ありがとうございます爆  笑

 

ではまた次回お楽しみに

 

 

 

 

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