掃除屋社長の日常や雑感をつづるブログ

たまには役に立つ内容があるかもしれません

 

 

新しい事業を始める時は、ワクワクします。

「これはいけるんじゃないか。」

「うまくいけば会社の新しい柱になる。」

そんな期待を持ってスタートします。

私自身、新しいことを考えたり、試したりするのは好きな方です。

 

 

ただ、新規事業には必ずついて回る問題があります。

「うまくいかなかった時、いつやめるのか。」

これが非常に難しい。

始める時より、やめる時の方が難しいと言ってもいいかもしれません。

 

 

 

例えば、新しい事業へ500万円投資したとします。

思ったほど売上が伸びない。

さらに100万円追加すれば、状況が変わるかもしれない。

そこで100万円追加する。

それでもダメ。

今度は、

「ここまで600万円使ったんだから、今さらやめられない。」

と思い始めます。

さらにお金を入れる。

こうして傷口が大きくなっていくことがあります。

 

 

これは経営に限った話ではなく、

「ここまで使ったお金や時間がもったいない」という気持ちは誰にでもあります。

でも、すでに使ったお金は、事業を続けても戻ってくるとは限りません。

 

 

大切なのは、

「これまでいくら使ったか」ではなく、

「これからいくら使って、何が期待できるのか」。

こちらを見ることだと思います。

 

 

 

過去ではなく、これからです。

これは頭では分かっていても、

実際に自分のお金を使っているとなかなか難しいものです。

 

 

 

経営者には、

「自分が始めた事業だから成功させたい。」

という気持ちもあります。

失敗を認めたくない。

もう少しやれば結果が出る気がする。

ここでやめたら今までの努力が無駄になる。

そう考えてしまいます。

 

 

 

だから私は、新規事業を始める時には、

できれば最初に「撤退する条件」も決めておいた方がいいと思っています。

 

 

例えば、

1年間やって一定の売上に届かなければ見直す。

累計赤字が一定額になったら一度止める。

毎月の固定費がこの金額を超えたら考え直す。

経営者自身の時間をこれ以上使うなら縮小する。

こうした基準です。

 

 

事業が始まる前なら、比較的冷静に決められます。

でも、始めてからでは感情が入ります。

だから、元気な時に非常口を確認しておく。

そんなイメージです。

 

 

ただし、数字が悪いからといって、すぐに撤退すればいいわけでもありません。

新しい事業が最初から黒字になるとは限りません。

認知されるまで時間がかかる。

社員が仕事を覚えるまで時間がかかる。

お客様から信用してもらうまで時間がかかる。

最初の数年は赤字でも、その後大きく育つ事業もあります。

 

 

 

だから、

「赤字だから撤退。」

だけでは判断できません。

 

 

 

私が大切だと思うのは、

「数字は悪いけれど、良くなっているのか。」

ということです。

 

 

例えば、まだ赤字でも、

問い合わせが増えている。

リピーターが増えている。

紹介が出始めている。

粗利益率が改善している。

作業効率が上がっている。

こうした変化があるなら、もう少し続ける意味があるかもしれません。

 

 

 

反対に、何年続けても数字がほとんど変わらない。

問い合わせも増えない。

リピーターも増えない。

改善策も思いつかない。

経営者の時間だけが取られている。

そうであれば、

「もう少し頑張れば。」

ではなく、撤退を考えるタイミングなのかもしれません。

 

 

 

そして、新規事業で私がもう一つ重要だと思うのが、

本業への影響です。

新しい事業に夢中になる。

経営者がそちらばかり見る。

優秀な社員を投入する。

会社のお金も使う。

その結果、本業のサービスが悪くなる。

既存のお客様への対応が遅れる。

これでは、新しい柱を作るために今ある柱を削っているようなものです。

 

 

 

新規事業単体では多少赤字でも、会社全体にプラスなら続ける意味はあります。

逆に、新規事業そのものは売上が伸びていても、

本業まで含めると会社全体の利益が減っていることもあります。

だから、一つの事業だけを見るのではなく、

会社全体で得をしているのか。

ここを見る必要があります。

 

 

そして、撤退することを「失敗」と考えすぎないことも大切だと思っています。

やってみなければ分からないことがあります。

市場が思ったより小さかった。

お客様が求めているものが違った。

利益率が想定より低かった。

自社には向いていなかった。

これらは、実際にやったから分かったことです。

 

 

100万円使って撤退した。

それだけ見れば100万円の損です。

でも、その経験によって次の1,000万円の失敗を避けられるなら、

意味のある100万円だったとも考えられます。

もちろん、何度も同じ失敗をしていたら話は別ですが。

挑戦した。

ダメだった。

原因を考えた。

そしてやめた。

私は、それも立派な経営判断だと思っています。

 

 

むしろ怖いのは、

「失敗したと思われたくない。」

という理由だけで続けることです。

 

 

 

会社のお金は、経営者のプライドを守るためにあるわけではありません。

将来、もっと良いところへ使うためのお金です。

新規事業は、始める勇気が注目されます。

でも経営を長く続けるためには、

「これは違った」と認めてやめる勇気

も必要です。

 

 

 

そして、撤退したら終わりではありません。

何がダメだったのかを残す。

価格だったのか。

市場だったのか。

タイミングだったのか。

人だったのか。

自社との相性だったのか。

そこまで振り返れば、その経験は次の事業に使えます。

 

 

経営者は、全部の挑戦を成功させる必要はないと思っています。

10個試して、その中から1個、会社の新しい柱になるものが生まれればいい。

その代わり、残り9個をいつまでも抱え続けない。

小さく始める。

数字を見る。

改善する。

ダメならやめる。

そして、また次を試す。

中小企業だからこそ、この身軽さを武器にできるのではないでしょうか。

 

 

 

Vol.468

 

 

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●中四国ガラス外装クリーニング協会●

 

中四国エリアのビルメンや清掃業、ロープアクセスをされていらっしゃる方を対象に
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当社では各種清掃管理とは別に

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事業承継にも対応しています

 

当社にて事業の引継ぎや引継ぎ会社の紹介など

 

後継者不足であったり

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という事がありましたらお気軽にご相談ください

 

【お知らせ3】

当社では全国の清掃会社さん同士でつながりが持てる

連携のサポートや紹介なども行っております

それぞれで人材の応援をし合ったり

案件の対応をお願いしたりなど

実際に現在動いております

こうした取り組みに関心がある

清掃会社さんがあればご相談ください

 

 

 

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ではまた次回お楽しみに

 

 

 

 

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