掃除屋社長の日常や雑感をつづるブログ
たまには役に立つ内容があるかもしれません
前回は、大口のお客様への依存について書きました。
一社のお客様から大きな売上があることはありがたい。
しかし、その一社がなくなっただけで会社の経営が大きく傾く状態は怖い。
では、取引先だけではなく、事業そのものを複数持てば会社は強くなるのでしょうか。
例えば、一つの事業だけで売上を作る会社。
三つの事業から売上がある会社。
一見すると、三つの事業を持っている会社の方が安定しているように見えます。
実際、私自身も複数の事業をやっています。
清掃の仕事。
清掃用品の販売。
不動産。
それぞれまったく違うように見えますが、
複数の収入源があることの安心感は確かにあります。
一つの事業が悪い時に、別の事業が支えてくれることがあるからです。
例えば、景気の影響を受けやすい事業が落ち込んでも、
比較的安定している事業から収入が入ってくる。
一つの業界だけに依存している会社より、リスクを分散できる部分があります。
私は、これを会社の「柱」のようなものだと思っています。
一本の太い柱で建っている建物。
三本、四本の柱で支えている建物。
一本が傷んだ時のことを考えれば、複数の柱がある方が安心です。
ただし、ここで一つ問題があります。
柱は、増やせば増やすほど良いわけではありません。
事業を一つ増やせば、当然やることも増えます。
新しいお客様。
新しい取引先。
新しい知識。
新しい管理。
新しい人材。
場合によっては、新しい会社まで必要になります。
経営者の時間も分散します。
お金も分散します。
人材も分散します。
その結果、すべての事業が中途半端になることもあります。
私自身、新しいことに興味を持つ方なので、
「これも面白そうだな。」
と思うことはよくあります。
そして、やってみたくなります。
経営者として、この好奇心は大切だと思っています。
新しいことをやらなければ、新しい売上も生まれません。
ただ、何でも事業にしていたらキリがありません。
気付いたら、社長本人が、
「自分は一体、何屋なんだ?」
という状態になります。
これでは少し困ります。
だから、新しい事業を考える時には、
「この事業は、今の会社と何かつながっているか。」
ということを考えるようにしています。
例えば、今のお客様に販売できる。
今のスタッフや設備を活用できる。
今持っている知識を使える。
既存事業からお客様を紹介できる。
こうしたつながりがあれば、新規事業でもゼロから始める必要がありません。
これは非常に大きな強みです。
清掃会社が清掃用品を販売する。
建物管理の仕事から不動産に関する知識が増える。
一見別の事業でも、どこかでつながっていることがあります。
私は、こうした事業の方が育てやすいと思っています。
反対に、まったく経験のない分野へ参入する場合は、
それだけリスクも大きくなります。
もちろん、それが成功することもあります。
でも、
「儲かりそうだから。」
だけで始めると、思っていた以上に難しいことがあります。
外から見ると簡単そうな商売でも、実際にやってみると、
その業界特有の難しさがあります。
これはどんな仕事でも同じでしょう。
だから私は、新規事業について、
「始めるか、始めないか。」
の二択にしなくてもいいと思っています。
まず小さく試す。
例えば、新しいサービスなら既存のお客様数社だけに案内してみる。
商品なら少量だけ仕入れて販売してみる。
外注で対応できるなら、最初から人を採用しない。
反応が良ければ少しずつ広げる。
ダメならやめる。
最初から事務所を借り、人を採用し、設備を買う必要はありません。
私は、中小企業の強みは、
「小さく始めて、ダメならすぐやめられること」
だと思っています。
大企業なら、新しい事業を始めるだけでも多くの人が関わります。
会議。
予算。
稟議。
準備。
それだけでも時間がかかります。
中小企業なら、
「ちょっとやってみようか。」
で始めることもできます。
これは大きな武器です。
ただし、「やってみる」と「続ける」は別です。
新しい事業を始めた。
でも利益が出ない。
将来性もあまり感じない。
それでも、
「ここまでお金を使ったから。」
という理由だけで続けてしまう。
これは気を付けなければなりません。
新しい事業は、始める勇気も必要ですが、
やめる勇気も同じくらい必要
だと思っています。
会社の柱は、一本より複数あった方が安心なことがあります。
でも、細い柱を20本作るより、
太い柱を2本、3本育てた方が強い会社もあります。
重要なのは数ではありません。
一つの事業が悪くなった時、別の事業で会社を支えられるのか。
そして、それぞれの事業がきちんと利益を生んでいるのか。
そこを見ることだと思います。
さらに理想を言えば、それぞれの柱が独立しているだけではなく
、少しずつつながっている。
一つのお客様から別の事業へ仕事が生まれる。
一つの事業で得た知識を、別の事業で活かせる。
一つの事業の信用が、別の事業の営業力になる。
そうなれば、単純に事業が三つあるだけではなく、
三つの事業がお互いを強くしてくれます。
私は、事業の多角化というのは、
「何でもやること」
ではなく、
「会社の強みを別の場所でも使えるようにすること」
なのかもしれないと思っています。
一つの事業を徹底的に伸ばす。
それも立派な経営です。
複数の事業を持つ。
それも一つの経営です。
正解は会社によって違います。
ただ、新しい柱を作るのであれば、
今の事業との相性。
必要な人とお金。
経営者自身が使う時間。
利益が出るまでの期間。
そして、うまくいかなかった時に撤退できるか。
ここまで考えておいた方がいいと思います。
会社を守るために柱を増やしたのに、柱を増やしすぎて社長が走り回っている。
それでは、本末転倒です。
私も気を付けなければいけません。
会社に必要なのは、たくさんの柱ではありません。
簡単には折れない柱を、いくつ持っているか。
その方が大切なのではないでしょうか。
Vol.467
【お知らせ1】
●中四国ガラス外装クリーニング協会●
中四国エリアのビルメンや清掃業、ロープアクセスをされていらっしゃる方を対象に
当協会では、多くの方との繋がりを作れるよう取り組んで行ければと考えています
詳細についてご興味ある方は
当方までメッセージください
【お知らせ2】
当社では各種清掃管理とは別に
ビルメン会社、掃除屋会社に特化した会社の
事業承継にも対応しています
当社にて事業の引継ぎや引継ぎ会社の紹介など
後継者不足であったり
なんとなく。。。事業経営をどうしようかと考えている
という事がありましたらお気軽にご相談ください
【お知らせ3】
当社では全国の清掃会社さん同士でつながりが持てる
連携のサポートや紹介なども行っております
それぞれで人材の応援をし合ったり
案件の対応をお願いしたりなど
実際に現在動いております
こうした取り組みに関心がある
清掃会社さんがあればご相談ください
ありがとうございます![]()
ではまた次回お楽しみに
■bbc株式会社■
●クリニック・病院・介護施設等の清掃管理(毎日の日常清掃管理や定期管理)
●賃貸ビル・アパート・分譲マンションの清掃管理(共用部清掃・退去清掃・原状回復)
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