掃除屋社長の日常や雑感をつづるブログ

たまには役に立つ内容があるかもしれません

 

 

忙しかった頃は、立ち止まる余裕がなかった。

予定を埋め、
連絡を返し、
次の判断に追われる。

一日が終わるころには、
「今日もやり切った」という感覚だけが残っていた。

それが、ある時から少しずつ変わった。

 

 

 

忙しくなくなった。

正確に言うと、忙しさを手放した

全部を自分で抱えない。
その場の判断を減らす。
無理な予定を入れない。

そうしていくうちに、一日が静かに終わる日も出てくるようになった。

 

 

 

最初に感じたのは、安心ではなく
落ち着かなさだった。

時間が空く。
頭が静かになる。

その状態が、どこか不安だった。

 

 

「何か忘れている気がする」
「動かなすぎじゃないか」

 

 

 

忙しさがなくなると、
それまで忙しさの中に隠していた感情が表に出てくる。

 

 

 

忙しくなくなって、
初めて気づいたことがある。

 

 

自分は、忙しさで安心していた

動いていれば、前に進んでいる気がした。

考えるより、処理しているほうが楽だった。

 

 

忙しさは、不安を感じないための一種の防御だった。

 

 

 

もう一つ、気づいたことがある。

忙しさがなくなると、
「本当にやりたいかどうか」が
はっきり見えてくる。

 

 

 

忙しいと、好き嫌いを考えなくていい。

頼まれたからやる。
必要だからやる。

でも余白ができると、その理由が通用しなくなる。

 

 

 

忙しくなくなってから、やらなくなったことがある。

意味のない打ち合わせ。
惰性の付き合い。
返事を急がなくていい案件。

 

 

それらを手放しても、仕事は止まらなかった。

むしろ、静かに整っていった。

 

 

 

一方で、残ったものもある。

考える時間。
振り返る余裕。
「このままでいいか」と問い直す感覚。

忙しい頃には、考えもしなかったことだ。

 

 

 

忙しくなくなって、初めて気づいた。

自分が欲しかったのは、
成功でも、
スピードでもなかった。

自分のペースで考えられる時間だった。

 

 

 

忙しくない状態は、
サボっているようにも見える。

何もしていないようにも見える。

でも実際は、一番大事なことに
ようやく目が向いている時間だった。

 

 

 

 

 

Vol.274

 

 

 

 

 

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