掃除屋社長の日常や雑感をつづるブログ
たまには役に立つ内容があるかもしれません
清掃業は、実はサブスクリプション(定額制)と相性が良い部分と、
悪い部分が極端に分かれる業界。
これを理解していない会社ほど、
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売上が安定しない
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繁忙期だけ忙しくて利益が出ない
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人件費の波に翻弄される
そんな“ジェットコースター経営”になりがち。
逆に、サブスク化を上手に使う会社は、
現金が途切れず、利益の見通しが立ち、人材投資もできる。
■① サブスク化できる清掃の条件
結論から言うと、サブスク化できる清掃は2種類。
◎(1)“定期性がある業務”
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日常清掃(ビル・テナント)
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共用部清掃(マンション)
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一軒家の定期ハウスクリーニング
定期性=「売上予測」が立つ。
これがサブスクの本質。
◎(2)“劣化が一定サイクルで進む場所”
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排水管清掃
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床のワックス管理
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ガラス定期清掃
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エアコンクリーニング
時間が経てば汚れ・劣化が進む場所は、
“定期契約しやすい”からサブスク向き。
■② サブスク化と相性が悪い清掃
逆に、サブスク向きじゃないのはこれ。
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スポットの特殊清掃
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原状回復
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引越し前後の清掃
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退去清掃
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ハプニング系の緊急作業
これらは“突発性”“変動性”が高く、
サブスクにすると逆に赤字になる。
だから無理にサブスク化する必要はない。
■③ 儲かる会社は“ハイブリッド構造”を持つ
利益率の高い会社に共通するのはこの形。
【ベース収益(サブスク)】×【利益収益(スポット)】
・ベース収益
→ 調子が悪い月でも売上が確保される
→ スタッフの稼働が安定する
→ 現金の流れが落ち着く
・利益収益
→ 利益率が高い
→ 現場の“選択と集中”ができる
→ 手元のキャッシュが増える
この2つをバランスよく持つ会社は、
景気や季節の波に強く、倒れにくい。
■④ サブスク契約が取りやすい会社は“言語化”が上手い
あなたも経験してると思うけど、清掃って
「何をしてもらえるのかわかりにくい」
「毎月頼む必要があるの?」
と、客先は判断が難しい。
だからサブスク化するには、説明力=言語化が必須。
◎サブスク契約に必要な“5つの言語化”
1)定期清掃の目的
2)やらなかった場合のリスク
3)汚れ・劣化が進むサイクル
4)作業内容の見える化
5)コストに対しての効果(劣化防止・資産保全)
■⑤ サブスクの本当の価値は“営業がいらなくなること”
実はサブスク化の最大のメリットは、
売上じゃない。
「営業コストがほぼゼロになる」こと。
固定収益が増えるほど、
・新規営業に追われなくなる
・見積依頼を“選べる”ようになる
・利益が出ない案件を断れるようになる
・採用や人材育成に時間が使えるようになる
つまり、会社が強くなる。
■⑥ 清掃会社が目指すべき理想の割合
全国の優良清掃会社のモデルを見ると、
理想的な収益構造はこう。
◎売上比率
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サブスク(固定収益) 60〜75%
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スポット(高利益収益)25〜40%
この構造になると、月ごとのブレがほぼなくなり、経営が安定する。
ホテル清掃やビルメンはサブスク比率を上げやすい。
■⑦ サブスク化は“会社の未来の土台”
サブスク化すると──
・安定収益ができて
・採用が強くなり
・離職率が下がり
・管理の負担が減り
・投資ができるようになり
・利益が安定し
・社長の時間が増える
結局、
サブスクは“経営の土台”そのものなんです。
Vol.211
【お知らせ1】
●中四国ガラス外装クリーニング協会の発足●
中四国エリアのビルメンや清掃業、ロープアクセスをされていらっしゃる方を対象に
当協会では、多くの方との繋がりを作れるよう取り組んで行ければと考えています
詳細についてご興味ある方は
当方までメッセージください
【お知らせ2】
当社では各種清掃管理とは別に
ビルメン会社、掃除屋会社に特化した会社の
事業承継にも対応しています
当社にて事業の引継ぎや引継ぎ会社の紹介など
後継者不足であったり
なんとなく。。。事業経営をどうしようかと考えている
という事がありましたらお気軽にご相談ください
【お知らせ3】
当社では全国の清掃会社さん同士でつながりが持てる
連携のサポートや紹介なども行っております
それぞれで人材の応援をし合ったり
案件の対応をお願いしたりなど
実際に現在動いております
こうした取り組みに関心がある
清掃会社さんがあればご相談ください
ありがとうございます![]()
ではまた次回お楽しみに
■bbc株式会社■
●クリニック・病院・介護施設等の清掃管理(毎日の日常清掃管理や定期管理)
●賃貸ビル・アパート・分譲マンションの清掃管理(共用部清掃・退去清掃・原状回復)
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