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気になるニュース

福島での事故をうけて、もっとも注目を浴びている原子力発電所の一つが、静岡の浜岡原発だと思います。

早速こんな記事が出ていました。

中部電力 事故受け浜岡原発で訓練


以下記事引用
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福島の原子力発電所の事故を受けて、静岡県御前崎市にある中部電力の浜岡原子力発電所では、津波で原子炉の冷却機能が失われたことを想定した訓練が行われました。

中部電力の浜岡原発ではこれまで東海、東南海、南海の3つの地震が連動してマグニチュード8.7の 地震が起き、8メートルの津波が来るという想定で安全対策がとられてきました。しかし、福島第一原発が想定を超える津波の被害を受けたことから、中部電力 は29日、浜岡原発の定期点検中の3号機で訓練を実施しました。訓練では、海水をくみ出すポンプが津波で壊れたと想定し、消防車で敷地内の貯水槽から海水 をくみ上げ、原子炉や使用済みの核燃料を保管する燃料プールを冷やす手順を確認しました。また、燃料を供給する配管が津波で被害を受け、非常用の発電機が 動かなくなったという想定で、新たに配備した電源車を使って外部から電気を供給する訓練も行われました。中部電力は、今回の原発事故を受けて、浜岡原発に 高さ12メートルの防波堤を新たに設置することや冷却用のポンプを壁で囲う計画を明らかにし、今後も状況に応じて津波対策を見直す方針です。中部電力浜岡 地域事務所の西田勘二専門部長は「新たに設置した非常用の電源車も正常に作動し、一定の成果はあったが、福島の事故がどのような状況で起こったか分かって いないので、津波対策は十分ではないと考えている。事故原因が分かりしだい、対策を見直していきたい」と話しています。

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この記事をうけて気になる点をいくつか。
・新たに設置した電源車は、どこに待機させるの?
・防波堤の設置やポンプを囲う壁などの設置をしたとして、どの程度の津波を防げる想定なの?
・緊急用の電源などの点検は、どの程度の頻度で行うの?(年に数回?)

記事のスペースには限りがあるとしても、そこら辺は突っ込んで聞いてほしいですね。一般のひとは、今回のことで結構学んでいるし、突っ込めるところは突っ込んでもらわないと。


昨日の続きです。

バブル崩壊には大きな痛みを伴いましたが、多くは覚悟の上でのことだったと記憶しています。
景気は冷え込み、不動産や株式の価値はダダ下がりに下がって、投資のために借金していた人は、慌てて売り払ったものの借金だけが残ってしまいました。

それでも、当時の人たちはこの狂乱経済が終わることの方が良いと、判断してのことだったはずです。

その後の日本経済の低迷はある程度予想していました。特に金融関係の会社は業績を落とし、不良債権と格闘することになりました。消えていった会社も少なくありません。

地下や不動産の価格は安定し、ようやく普通に家を買うことが出来るようになりました。地上げもおさまり、土地のトラブルで犯罪に巻き込まれる心配も、ぐっと減りました。

間違いなく言えることは、バブルは崩壊して正解でした。多くの人は投資に対するリスクを知り、真の意味での投資に目覚める人も多くなり、バブルに比べたら健全な経済活動を続けていると思います。正直バブルはこりごりだと思います。

長くなりましたが、翻って原子力発電です。
原子力発電所は、高い安全のリスクと実は高いコストと引き換えに、安定した資源供給と高い発電能力というメリットを得ました。原子力発電に頼り切った電力供給は、先の中越沖地震によって柏崎原発の一時停止での電力不足により、安全面での教訓は生かされずに、逆にもっと原子力発電所を作る方向へと向かっていったような気がします。

原発に頼らない生活や経済活動が、果たして出来るのでしょうか。大変厳しいとは思いますが、僕は出来ると思います。すくなくとも、今以上に電気の需要を押さえつつ、新たな原子力に変わるエネルギー源を模索する必要があります。でもただでは済みません。バブル崩壊以上の苦労を背負うかもしれません。

でも正直、変わるなら今しかないと思います。脱原発に限ったことではありませんが、これは大いなるチャンスかもしれません。そんな予感がします。

歴史を振り返って、この年はおおきな転換点になっているかもしれません。ていうか、この流れは止めようがないと思います。原発事故を見て、正直いままでこれほど腹立だしい事件はありません。これまでも原発に関するニュースを見て怒っていましたが、(近くに住んでいたこともあったので)救援や被災者支援、そのための道路などの復旧の足かせでもあることが、ニュースを見てもよくわかります。

僕ははっきりと言いたいと思います。日本は脱原発に向かうべきだと。経済活動などを鑑みれば不可能だという人も多いですが、そんなことはありません。少しでもその可能性について、みんなで議論するべきだし、考えていく必要があると思います。
まだうまく伝えられていないとは思いますが、少しでもここで意見をまとめていきたいと思います。


日本と日本人は、多勢に流されやすいとよく言われますが、本当に毅然と態度を決めるときは、そんなことはないのではと思っています。

1980年代の後半、日本には嘗てない経済膨張の時代がありました。所謂バブル景気という奴です。
まれにですが、バブル景気を懐かしむ声などを聞くこともありますけど、あの時代が良かったなんて本気で思っている人は、ほとんどいないと思います。

バブル景気は終わってしまったのではなく、日本人が終わらせたものであるのですが、時間が経過したからでしょうかそのことを忘れている人も少なくないようです。
少し当時のことを思い出してみましょう。

1986年頃から、貿易摩擦による内需拡大の政策により、多くの公共事業など国内の産業振興が重要視され、異常な円高へと推移しました。輸出産業のうち自動車製造などは(もちろん貿易摩擦の緩和目的もあり)アメリカやイギリスなどに自動車工場を移転させ、現地生産を活発化させることで円高不況を乗り切りました。

国内においては、内需拡大策が功を奏して経済が活性化し、輸出産業以外の産業は好況へと向かいました。また円高により輸入品の価格が下がり、輸入実績もヨーロッパからの輸入は多いに増えて(アメリカはいまいち)、ファッションブランドや欧州車がたくさん輸入されました。フェラーリやジャガー、アストンマーチンなど、プロ野球選手じゃなく普通のサラリーマンが乗り回す時代でした。
また、円高の恩恵により海外旅行がものすごく増えて、海外へブランド買物旅行に行くOLたちが成田へ押し寄せていきました。

そうやって買っても買っても、そのうちお金を使いきれなくなって、金余り現象を起こし始め、企業も人も投資先を求めて様々な金融商品や不動産などを購入し始めます。特に不動産は「土地神話」などと呼ばれ、その場所がどういう状況であろうとも(とんでもない田舎であろうと)すべて投資の対象になる勢いでした。

特に特徴的だったのは、リゾートマンションとよばれる建物が、避暑地や観光地などにたくさん作られたことです。リゾートマンションなので夏休みや週末以外はひっそりとしていて、新築なのにスラムのような状況になっていました。本来なら必要のない不動産も、投資先として買われていったのです。

賃貸のアパートやマンションも、家賃が急上昇し住んでいる人の家計を逼迫しはじめました。ただ、家賃が上がるくらいならまだましでした。まだ建てて数年の物件も、投機の対象となってしまったがため立ち退きを要求されるようになりました。所謂地上げの始まりです。

突然地上げによって住む場所を奪われたり、犯罪などに巻き込まれる人も多かったと思います。立ち退きによって保証金などを受け取れる場合もありましたが、多くは降り掛かった災難のような出来事でした。

人々は好況によって給与が増えたり、特に金融や証券会社ではOLの夏のボーナスが100万を越えたりしていましたが、お金は増えてもちっとも幸せではないと、多くの人が感じていました。そのうえ、土地や家などが高くなって、マイホームの夢は遠のくばかりです。そのうち過剰な投資が問題になるようになりました。

こんなはずではなかった、この狂乱経済を終わらせなくてなならない。

僕は当時、人々がこの上辺だけの景気にうんざりして、はっきりとNOを突きつけたのを憶えています。

地上げで出来上がった不動産物件は、そのうち買い手がつかなくなりました。報道などで印象が悪すぎたからかもしれませんが、民意というかこのおかしな経済状態はいつか終わるから、いま買うと損してしまうという感触もあったでしょう。

バブル崩壊に関する実際の分析は違うようですが、僕は日本人が自らの意思で、これ以上放置しておいたら大きな痛手を被ると判断し、終わらせたと感じました。少なからず損害を受けた人もいましたが、多くはバブルに踊らされた本人に責任があると、世間の反応は冷たかったと思います。

バブルを終わらせた後、日本経済は下降し低迷傾向にありますが、当時の判断は間違っていないと思います。しっかりした意思に基づいて決めていることで、損害は最小限にとどまったのではと思います。異論はあるとは思いますが。

今の日本は、バブル崩壊どころではないとてつもなく大きなターニングポイントに来ています。災害に対する備え、エネルギーをどのようにするかなど、今考えなくていつ考えるのかという時期だと思います。

というわけで、少しだけ続きます。