(以下記事引用文)
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◇原子炉=より安定的な冷却
循環注水冷却を継続し、圧力容器の温度を監視して「冷温停止状態」に持ち込む。格納容器からの放射性物質の放出を管理し、追加的放出による被ばく線量を大幅に抑制する
◇使用済み核燃料プール=より安定的な冷却
既に2、3号機は熱交換器を設置し、より安定的に冷却できている。1、4号機も同様に循環冷却システムの早期設置を目指す
◇たまり水=全体量を減少
高レベル汚染水処理施設の拡充と安定稼働。本格的水処理施設の検討着手。処理で発生する高線量の汚泥を保管
◇地下水=海洋への汚染拡大防止
ボーリングで地下水位や水質を調査。地下水遮蔽の工法を確定し、設計に着手
◇大気・土壌=放射性物質の飛散抑制
がれき撤去、原子炉建屋カバーの設置(1号機)
◇モニタリング=放射線量を十分に低減
自治体によるモニタリングの実施。本格的除染の開始
◇生活・職場環境=作業員の環境改善充実
仮設寮、現場休憩施設の増設。食事、入浴、洗濯などの環境改善
◇放射線量管理・医療=健康管理の充実
内部被ばくの測定機器「ホールボディーカウンター」の増設。作業員は月1回、内部被ばくを測定。個人線量の自動記録化。データベース構築など長期的な健康管理に向けた検討
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◇東京電力の工程表に関わる主な経過◇
4月17日 「冷温停止まで6~9カ月」などとする工程表を発表。63項目の対策を盛り込む
4月19日 2号機タービン建屋地下の高濃度放射性汚染水の移送開始
5月 6日 1号機の格納容器を水で満たす「冠水」作業始まる
5月12日 1号機の核燃料の大半が溶融し圧力容器の底にたまっている可能性を公表。冠水計画困難に
5月14日 復旧作業中の男性作業員が体調不良を訴え、搬送先の病院で死亡。事故処理で初の死者
5月15日 細野豪志首相補佐官(当時)が1号機冠水断念を表明。汚染水を一時保管するための人工浮き島「メガフロート」が横浜港を出発
5月17日 1回目の工程表見直し。冠水断念と、「循環注水冷却システム」の構築など13項目を追加。政府も被災者支援の工程表を発表
5月24日 2、3号機の核燃料も大半が溶融していたとの解析結果を東電が公表
5月31日 2号機の使用済み核燃料プールを継続的に冷却する仮設装置が稼働
6月10日 復旧作業の社員2人が、被ばく限度(250ミリシーベルト)の倍近い被ばくをしていたことが判明
6月17日 2回目の工程表見直し。循環注水冷却システムの1カ月以内の安定稼働や、浄化の過程で生じる汚泥の保管、地下水汚染を防ぐ遮蔽(しゃへい)壁設置の検討、作業員の作業環境改善など5項目を追加
6月27日 循環注水冷却システムの本格稼働。トラブルによる中断相次ぐ
6月28日 2号機の格納容器内に水素爆発防止のための窒素注入開始
7月 2日 処理水のみで原子炉を冷却する完全循環注水に移行
7月 7日 新たに3作業員の被ばく上限超えを確認
7月11日 細野豪志原発事故担当相が、地下水汚染を防ぐ遮蔽壁の建設を前倒しすると発言。さらに1作業員が被ばく限度を超え、上限超えは6人に
7月14日 3号機格納容器に窒素注入開始
7月19日 ステップ1完了を発表。政府の工程表と東電の工程表を一本化した、ステップ2(来年1月ごろまで)の工程表を公表
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◇第1原発事故による避難指示、区域設定の流れ◇
3月11日 半径3キロの住民は避難。半径3~10キロ圏内の住民は屋内退避
12日 半径10キロ圏内の住民に避難を指示。さらに同日中に20キロ圏内に拡大
15日 半径20~30キロ圏内の住民は屋内退避
4月22日 避難区域(20キロ圏内)を災害対策基本法に基づく警戒区域に設定
22日 屋内退避(20~30キロ圏内)を解除し大半を緊急時避難準備区域に。計画的避難区域(福島県飯舘村など)を新設
6月30日 福島県伊達市の113世帯を特定避難勧奨地点に指定
7月19日 工程表のステップ1達成
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◇緊急時避難準備区域の対象自治体、人数◇
自治体名(人口規模) 対象地域・人数(区域に戻った人)
南相馬市(7万人) 原町区など一部・約4万7000人(不明)
田村市 (4万人) 都路地区など一部・4100人(約2200人)
広野町 (5400人) 全域・約5400人(約300人)
川内村 (3000人) 20キロ圏内を除く全域・約2700人(約180人)
楢葉町 (7700人) 同上・約10人(0人)
(各市町村災害対策本部調べ、19日時点)
(記事引用ここまで)
とても長い記事でしたが、これまでの経緯についてかなり細かくまとまっていましたので、ニュースサイトが閉じられた後でも見返せるよう、ブログに全文引用させてもらいました。時間があるときに見ていただければと思います。
政府が発表したステップ1(原子炉の安定的な冷却)は、一応客観的事実でも確認は出来ているようです。
ステップ1中での問題点として、放射能汚染水の浄化と一時保管は、汚染水浄化施設への搬送とメガフロートなどに搬送していますが、容量がどの程度持つのかも気になります。また、放射線量の減少もさらに追求して行かなくてはならないでしょう。それらを継続してステップ2へと移行して行くことになりそうです。
やはり今後の問題は、完全に冷えたあとの燃料をどのようにして取り出すのか、また取り出した後の燃料はどうしょりしていくのか、この記事でもあるとおりまだどうするのか決まっていないようです。
原子炉内で溶け出した燃料を取り出した実績がないのと、どのようにメルトダウンしているのかはやはりあけてみないとわからないでしょうから、一つ一つ問題点をつぶしながら、気の遠くなるような困難な作業が待っているのでしょう。
それらの作業時、あるいは処理後についても、事故が起こる可能性もあるわけです。本当に目が離せません。