林の中の霧が、次第に濃くなってきました。ぽつりぽつりと雨も当たってきましたが、まだ用意したカッパは必要なさそうです。すぐに雨は止みました。
斜面に生える木々の葉も、ほんのりですが色が変わって来ています。暖かい気候なので、紅葉も遅いですね。
信仰の山ということもあって、一合目ごとにお地蔵様や道祖神が道の脇に立っています。いちいち立ち止まって手を合わせました。
もうすぐ山頂というところで、急な階段と緩やかな迂回路の二手に分かれています。こういった分かれ道が、金剛山の登山道には数カ所ありました。やはり様々な年齢層の登山客がいるので、親切設計です。急な階段を選択しました。
標高は1000mを越えたあたりから、ひんやりとした空気に変わってきました。曇り空の山も、登ってみると結構いいものですね。
山頂広場に到着しました。11時52分。ちょうどお昼どきですね。
さて、この大きなボードはというと、金剛山独特の表示板なんです。
これは、金剛山独特の「登山回数記録システム」的なボードで、金剛錬成会員に登録して登録所で登頂の回数を記録できるのですが、このボートは回数に応じて記名されるためのボードなんです。こちらは50回以上登頂した方のお名前が書いてあります。
で、こちらはなんと1000回以上。ずらずらっと見て行くと、最高記録は10000回以上登った方がいらっしゃいました。一万回って、、、。
それもこれも、金剛山が霊山であり、転法輪寺や葛木神社など、地元の厚い信仰に支えられているからこそだと思います。お百度参りではありませんが、自身や身の回りの人の幸せを祈ったり、金剛山に登頂することそのものが生き甲斐としていらっしゃる方もたくさんいると聞いています。
山頂広場には、登頂回数の受付所や売店などもあり、電気もしっかり敷かれているみたいです。僕のイメージしている山頂とは、全く違っていました。ここで働いている人は、ここに住んでいるような感じでした。
山頂広場では、朝握ってきた塩おにぎりなどを食べました。僕はこの冷えてしっとりした塩おにぎりが大好物で、世界一美味しい食べ物だと思っています。とっても元気が出ました。
山頂広場で昼食後、すぐそばにある転法輪寺にお参りです。修験道の始祖 役小角が開いたお寺と言われていますが、明治以降一旦廃寺となり、その後昭和になって再興されたお寺です。
まさに山岳修験道の聖地というわけです。
お寺のお堂の柱が、まるで神社の鳥居のように見えました。ルーツが近いとされる葛木神社は、ここからさらに高い位置にあります。
その葛木神社へ向かう表参道に、夫婦杉がありました。根っこは一つで、幹の上部から二つに分かれている杉の木です。よく神社の近くにこのような杉の木を見かけます。
立派なお寺に、神社の参道。とても標高1000m以上の山頂近くの風景とは思えません。
葛木神社に到着です。実はここの神社の裏あたりが、金剛山で最も高い場所ですが、残念ながら一般の人は立ち入ることが出来ません。
金剛山の三角点は、周囲が葛木神社の神域に当たるため、神職以外の人は立ち入りができません。
この辺は三輪山などに似ていますが、三輪山の場合は手続きを踏めば入ることが出来るため、より厳しいとも言えるかもしれません。金剛山がより神秘性をもつ理由の一つなのでしょう。
続きは、金剛山から水越峠に向かうルートです。では。






























