連日の鳥インフルエンザ報道もあって、少々掘り下げた内容の物も出てきています。
鳥インフル 東九州に集中なぜ
以下記事引用アジアなどで猛威を振るう高病原性鳥インフルエンザは2日に大分市内(養鶏農場)でも発生、九州では宮崎、鹿児島両県に次いで今冬3県目の感染確認と なった。ウイルスを持った渡り鳥が原因とみられているが、なぜ今冬は九州での発生が集中しているのか。しかも、どうして「東九州」ばかりで相次ぐのか―。
国内の養鶏場ではこの冬、11例の鳥インフルエンザが発生。3日現在、その8割超の9例が九州で確認されている。
ウイルスはどこから運ばれてくるのか。「従来の感染ルートは中国大陸~朝鮮半島経由と推測されていたが、近年はシベリアからの渡り鳥を介して広まっているのではないか。今までになかった事態だ」とみるのは北海道大学の喜田宏教授(ウイルス学)。
「中国やインドネシアなどでワクチン接種を受けた鶏は重症化せず、ウイルスを持ち続ける。このウイルスに感染した野鳥がシベリアに渡り、日本に入ってくる。国境がないため、国際的な制圧対策で“元栓”を締めない限り、問題解決は難しい」と考える。
この異常気象も無縁ではないようだ。宮崎大学農学部の後藤義孝教授(獣医微生物学)は「日本海側は大雪で餌がない。そのため多くの野鳥が東九州に飛来し ている」。宮崎から大分へと感染が“北上”している理由としては「霧島連山・新燃岳(しんもえだけ)の噴煙も少なからず影響しているのでは」と読む。
鳥インフルエンザはいつ、どこで起きてもおかしくない状況。感染した野鳥は想像以上に多く、ウイルスは民家の庭先や路上などにもまん延している可能性がある―と多くの専門家は警鐘を鳴らす。
日本獣医師会の中小家畜グループ委員を務める麻生哲・大分県獣医師会長は「愛玩鳥が急死するなど異常に気付いたときは迷わず行政機関に連絡してほしい」。
大分大学医学部の万年和明准教授(ウイルス学)は「鶏肉や卵を食べて感染することはない。(消費者は)過度に敏感にならないことが必要だ」としている。
「宮崎の渡り鳥は例年の倍に増加」
農水副大臣
農林水産省の筒井信隆副大臣は3日、記者会見で、宮崎県を中心に鶏の高病原性鳥インフルエンザ感染が続いている背景について「宮崎の渡り鳥の数は従来の年に比べて圧倒的に多く、倍くらいとも聞いている」と述べ、渡り鳥の増加が一因の可能性があるとの見方を示した。
2日に宮崎県の北方の大分市の養鶏農場でも感染が確認されたことについては「宮崎に行っていた渡り鳥が少し北上しているとの話もある」と指摘。感染拡大 を抑制するため鶏にワクチン接種することについては「慎重に検討しないといけない」と述べ、現状では使わない考えを明らかにした。
ここで取り上げられているポイントとしては
1 今までのように中国や朝鮮半島からの感染ルートではなく、シベリアからの渡り鳥が媒介している可能性。
2 外国で行われている、鳥に対するワクチン接種が、拍車を駆けているのでは。
3 日本海側の大雪が影響して、東九州に渡り鳥が多く飛来しているのでは。
4 宮崎では例年に比べて、渡り鳥の飛来数が圧倒的に多い。
特に気になるのが、2番ですね。
今まで知りませんでしたが、海外の一部地域では、鳥にワクチンを接種しているとのことです。
詳しくは書ききれませんが、常在化している国では、鳥へのワクチン接種が認められているようです(中国・ロシア)。
この記事にもあるように、もし鳥に対してワクチンを接種してしまうと、感染の発見が遅れて感染の拡大を招き、変異して人への感染リスクが高まる可能性があるそうです。この辺りの因果関係がしっかり証明できるのかどうかは、よくわかりませんでした。
国際的な問題でもあるので、解決が難しいのかもしれませんが、やはり鳥インフルエンザの発見→殺処分の原則を守ってもらわないと、もしヒト型への変異となれば大きな問題にもなりかねません。