最近飛鳥周辺のこと書いていないなあと、気にしていました。ちゃんと朝散歩しているんですが、そういう時ってカメラ持って行くのが面倒なんですよね。
でも今日は休日なので、朝ゆっくりしてさてどうしようかと思い、以前から場所を確認したかった飛鳥・藤原京時代の寺跡を散策してきました。
自転車で自宅から5分、飛鳥の甘樫丘に着きました。いつも散歩している場所ですが、今日は通り過ぎるだけ。
甘樫丘道路沿いに、地元の農家の方がダリアを栽培しています。切り花で出荷しているらしいです。まだきれいにさいていますね。
甘樫丘展望台に向かう入り口付近の駐輪場に、自転車を止めてここからは徒歩です。駐輪場には遠足or修学旅行の学生が停めた貸し自転車がたくさん並んでいます。
甘樫丘入り口付近では、ケヤキが色づいています。ちょっと茶色く色が変わってしまった葉っぱも目立ちますが、まあまあきれいですね。
歩いて行く先にはツワブキが咲いていました。茨城では良く見かける花でした。
飛鳥らしい情緒のある家々を抜けて、最初の寺跡[奥山久米寺跡]を目指して歩きます。ちょっと曇り空で、歩き始めは肌寒く感じます。
しばらく歩くと、田んぼが広がる地域へ出てきました。奥に見えるのは大和三山の天香具山です。
少し遠くには、同じく大和三山の畝傍山が見えてきました。こうしてみても、やはり可愛らしい山ですね。
飛鳥周辺の田んぼは、すっかり収穫も終わって冬の様子へと変わっています。そういえばこの辺りの稲の天日干しもはせがけでした。
狭い路地を抜けた先に、久米寺跡があるはずです。
と思ったらすぐそばにありました。ここが奥山久米寺跡です。橿原神宮の近くに久米寺がありますが、そちらとの関連性がいまいち良くわかっていません。
寺跡とは言っても、中にはお堂や十三重石塔、礎石などがあって、いまでもお寺として機能しているようにも見えます。
奥山久米寺は謎が多いお寺で、伝承などでは聖徳太子の弟来目王子もしくは久米仙人が開祖とも言われていますが、文書などは残っていないそうです。
また、この寺跡を発掘調査した結果、とてつもなく大きな金堂とおもわれる基壇がでてくるなど、飛鳥川原寺に匹敵する大寺であったといわれています。橿原神宮近くにある久米寺との関連性もよくわかっておらず、似たような伝承がそれぞれに残っていて、よくわからないのが実情のようです。
次に向かったのが、藤原京時代の最大の官寺「大官大寺」跡です。平城京に遷都したあとは大安寺として現在まで残っていますが、その元寺ということです。巨大な木造の九重塔があったとされている場所です。
写真はその寺跡周辺を写したところです。
大官大寺跡は、礎石やお堂など一切無く、この石碑と説明板があり、それでここが大官大寺跡だとわかる程度です。当時の藤原京とともに作られた官寺で、藤原京があっという間に奈良へ遷都してしまったので、作りかけで終わってしまったのではないかと思っています。
ただ、伝承にある巨大な九重塔は、実際に建立されていたと発掘調査の結果言われているそうです。
さて次に向かったのが、紀寺跡。紀氏(紀貫之などの氏族)の氏寺であったと言われている場所です。
行く途中で、みるく工房飛鳥の看板を見つけました。ここでは、飛鳥時代の食べ物「蘇」を再現したものを販売しています。あとで寄り道します。
さきほどの大官大寺とおなじく、紀寺にも何も残っていません。礎石なども過去には残っていたらしいのですが、すでに失われているみたいです。
案内板によると、門とお堂が一直線に並ぶ、いわゆる四天王寺式とよばれる伽藍配置だったようです。
紀寺跡の次は、最後の寺跡「本薬師寺」跡です。西ノ京の薬師寺の元寺ですね。
飛鳥川の畔を本薬師寺に向かって歩いていると、なにやら青い光がさーと目の前を通り過ぎています。カワセミです。
先日ムサママさんの記事 でカワセミを見たばっかりでしたが、飛鳥にもいましたねえ。ところが、今日に限って単焦点のレンズしか持ち歩いていませんでした。がっかり。
かなり遠いので少し近づきつつ、やっとこ撮れたのがこの写真。
さらにトリミング。
ちなみに本薬師寺の帰り道に、またこの子が同じ場所にいました。今度は捕まえた小魚を、下のコンクリートにバシバシたたいていました。ただ残念ながらバシバシタイムの終わりがけだったらしく、気がついたときには飛び立っていました。むむむ残念。
又今度同じ場所に行こう。今度はズームのレンズを持って。
本薬師寺跡に到着しました。なぜか周辺にはホテイアオイが植えられていて、花の時期ではありませんが少し花が咲いていました。
こちらはその中の東塔の礎石と言われている跡地です。
この東塔は、薬師寺の象徴でもあるわけですが、飛鳥からの移築か新築かで論争があるそうです。今では平城京での新築というのが通説らしいのですが、元興寺の例(瓦や木材が飛鳥寺からの移築材だった)もあるので、移築の可能性もあるのではと、ロマンかき立てられます。
早速帰りがけ、みるく工房さんによりました。今回初めてお店に入ります。
目的は、一度は食べてみたかった飛鳥時代の食物[蘇]。果たしてどんな味なんでしょうか。
買ってきました。蘇以外はヨーグルトやみるくパンなど、このお店の売れ筋を買ってきました。どれも美味しくて食べ過ぎてしまいました。
僕が普段生活している飛鳥にも、こんな場所があるって知ってもらえるとありがたいです。では。














