世界中の民族に伝わる武術技法の中でも
弓と刀が、最も神格化されています。
西洋では、アポロンの弓やアーサー王の剣などで
大和の國では、
和弓,日本刀になります。
特に日本刀や和弓は
身体的能力や戦闘技法の向上や
手段の延長線上になる単純な道具でなく
氣を感じる神の依り代的存在です。
東北大学で教鞭をとりながら
禅と和弓を修行し体得された
ドイツ人のオイゲン・ヘリゲルが
和弓の天才の阿波研造師範に弟子入りした際、
最初に受けた指導は
「腕力で弓を引くな」 「心の目で射よ」でした。
これこそ大和古武術の打撃法と連動しています。
阿波師範曰く 「弓術は、スポーツではなく
弓を腕の力だけで引いてはいけない。
心で引くこと、つまり筋肉をすっかり弛めて力を
抜いて引くことを学ばなければならない」と指導されました。
この時点で多くの人は
「そんな事は不可能だ。ありえない」と
反論されると思います。
実際に現実主義者のヘリゲルは、
弓を引いている最中の
阿波師範の腕を触れました。 その時の師範の筋肉は、
言葉通りに筋肉は弛んでいたそうです。
その後、ヘリゲルは阿波師範から
独特の呼吸法を学びますが、
本当にこれで正しいのかどうか疑問を持ちます。
そこで 阿波師範は、ヘリゲルの目前で超人的な技を披露します。
照明のない真夜中の射場にヘリゲルを連れて行き 的の前に
蚊取り線香を置き、その光だけを頼りに矢を放ちます。
発射した矢は、たった2本。
1本目は的の中央に命中します。
そして、2本目は、1本目のその矢を貫いて半分に割きます。
つまり、2本とも全く同じところに刺さったということになります。
阿波師範の矢は
「命中を求めないから命中する」=「不射の射」となりました。
師範曰く
「的を狙ってはいけない。心を深く凝らせば
的との自分が一体となる。
自分自身を射ることが重要」
と指導されます。
まさに
和弓道とは、 ある境地に到達するための
手段、目的に至るための道です。
心の目で的を射る=氣を集中させる
この指導をした選手は覚醒しました。
しかし、毎日私の工房に学びに来ることもできないので
この氣の研ぎ澄ませた感覚をなくさないように
和弓の精神を野球の木のバットにしました。
それがこの「ヤマトの氣のバット」です。
木製 78cm 素振り用 少年野球 中学軟式、中学硬式対応
木製 91cm 素振り用 高校生、大学生、社会人、プロ野球対応
先日、現役プロ野球選手に
「バットを握った時にどこを意識していますか?」と
尋ねました。
すると彼は、「大体、この辺りです」と答えてくれました。
その部分とは、下記写真の青で囲んだ部分でした。
多くの打者は、無意識にバットスイングの時、
自分が両手で握る
赤い部分(力点=力が入る部分)か
青い部分(作用点=ボールが当たる部分)を
漠然と意識していますが、
しかし、それだとバット本来の長さや反発性の特性は、
まだ十分に活かせているとはいえません。
バットの長さを十二分に活かすにはもっと
バットのヘッドの先に明確な意識を
持つことが重要になります。
実際に日本刀や木刀を持てば
必ず誰もが刃先(剣先)に意識が行きます。
日頃の素振りをするときから
「バットのどこをイメージ意識するか?」は
とても重要な基本準備になります。
大体この辺りでなくて「バットのどこを明確に意識できるか?」で
ゲームでの打撃に大きな差が生まれます。
この氣のバットでスイングをしたら
ヘッドスピードが変わりました。
↓ ↓ ↓
その使い方の説明文も作成してお付けしています。
78cm 氣のバット 6000円 消費税別 送料別
91cm 氣のバット 6800円 消費税別 送料別
一本下駄との併用はさらに効果が増します。
現役プロ野球選手も実践中です。
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※ 11月1日 PM3時から
神奈川県藤沢市でこの講習会を開催します。
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