昨日、今回のマイテイベルトグラブの
特許状況について奈良県の職員の方と打ち合わせしました。
その結果
来年は、このグラブの実験データーの数値化で
野球の本場アメリカでも特許をとろうとなりました。
やった!!
そこで、まず昨日に私がしたことは、、、
映画「マネーボール」をもう1度見ることでした。
今日は、この本も読み直しています。
この内容はノンフィクションです。が、映画を見るか本を読んでみてください!
最高に面白い、というかロマンがあります。
2000年当時メジャーリーグ球団で、一番お金のない球団、オークランド・アスレチックス
元メジャーリーガーで、スカウトの直感(君は、打者で大成功する!)が大きく外れた
ビリー・ビーンGMが、チームの建て直しのためにスカウトや首脳陣、監督の意見を
まったく無視して
超数値化データーの統計学の「セイバーメトリクス」理論をチームに取り入れ、
「安くても負けないドリームチーム」を作った実話の物語です。
1990年代以降はまたも主力選手放出や引退で低迷、
球団の予算も限られる中、2000年代に入ると「マネー・ボール」と呼ばれる
セイバーメトリクスを導入したドラフト戦略や若手選手の育成が奏功し、
プレーオフの常連となるなど強豪の一角に返り咲きます。
2001年と2002年にはリーグ最低レベルの年俸総額ながら
2年連続でシーズン100勝を達成します。
さてさて、その効果抜群の
セイバー・メトリクスとは、
野球ライターで、野球史研究家・野球統計の専門家でもある
ビル・ジェームズ(George William “Bill” James, 1949年~ )
によって1970年代に提唱されたものです。
アメリカ野球学会の略称SABR (Society for American Baseball Research) と
測定基準 (metrics) を組み合わせた造語です。
著者のジェームズ自身は、本格的に野球をプレーした経験が無く、
無名のライターに過ぎなかったこともあって当初は批判的に扱われました。
また、この理論が一般的になった現在でも
「野球はデータではなく人間がプレーするもの」という
信念を持つ人々からは歓迎されていない風潮もあります。
しかし、投手の回転数、回転軸なども正確に測定できる
トラックマンやテクニカルピッチなどのような計測機が出てきた今
セイバー・メトリックスは、新世代になったと思います。
野球には、様々な価値基準・指標が存在するが、
セイバーメトリクスではこれらの重要性を数値から客観的に分析し
野球における采配に統計学的根拠を与えました。
セイバーメトリクス(SABRmetrics)は
野球におけるデータ(選手成績、試合の結果、球場のスペックetc...)を
統計学的に分析を行い、選手の能力、チームの強さなどといった事を分析、
チームの経営や戦略に役立てる手法や考え方
現在では野球のみならずサッカーやアメフトといった
他のスポーツでも手法や思想が活かされています。
「マネーボール」に出てきたセイバーメトリクスの一例
・選手・チームの攻撃力を測る指標として、
従来の打率・打点を用いず、「アウトにならない率」である出塁率を重視
・速球派の投手をクローザーに仕立ててセーブを沢山稼がせ、セーブを必要以上に評価
している他球団にトレードして有望な選手を有利に獲得
・チームの総得点および総失点からチームの勝利数(敗北数)を予測、
予測値に従い選手の補強・解雇を実践
・選手の得点能力を指標化
・投手の投球・プレーから”運”の要素を除外して評価 などなど
今セイバーメトリクスは2世代を終えていよいよ3世代にきたと思っています。
これを使わない手はないと思います。
私の場合の投手力向上は以下の3点セット
テクニカルピットの計測データー
コントロールと回転数が変るグラブ
投手をアシストするミット!
まさにこれがマネーボールです!