おはようございます。
BBブリッジの番場です。
4月以降海外出張の予定が何件かあります。海外出張に行くと言うと良く回りから「学会?」と聞かれますが、私が海外に行く目的は特定企業の訪問を除けば「学会(学術大会)」と「ビジネスカンファレンス」に分けることができます。ビジネスカンファレンスは日本ではあまり馴染みがないので今回詳細について書きたいと思います。
学会とビジネスカンファレンスの違いについては以下のような感じです。
【学会(学術大会)】
・大学などの研究者が中心になって運営されている。
・理事による運営委員会があるが、実際数日間かけて行われる学術大会(年1回程度)や学会誌の編集などは民間の専門企業に外注されるケースが多い。
・学会誌への掲載や学術大会での発表は厳格な審査を経て可否が判断される。
・学会への所属者や学術大会の参加者の8割程度が研究者、残り2割程度が企業などの研究者・関係者(比率は学会の分野によります)
・研究者が中心なので学術大会の参加費が安価
【ビジネスカンファレンス】
・企業によって運営されている会議・講演会、通常は2~3日間かけて行われている。
・カンファレンスのテーマはバイオ医薬品や遺伝子検査など当該分野でホットな話題が多い。
・カンファレンスで講演・発表される内容は研究報告よりもビジネス開発事例(研究成果を医薬品や診断薬ビジネスに応用している話)が多い。
・運営企業によって独自の運営委員会があり、講演者が選択されるが、講演するためのハードルは学会に比べて低い。
・カンファレンスの参加者は半分強が企業関係者、残りが研究者や政府関係者など
・参加費がおおむね高額(10~20万円程度)
学術大会は日本でも一般的ですが、ビジネスカンファレンスは日本ではほとんど行われていません。一方、欧米ではビジネスカンファレンスは非常に多く行われており、情報入手や人脈構築の有効な手段になっています。
実際にライフサイエンス分野でビジネスカンファレンスを開催している大手として、米国ボストンのCambridge Healthtech Institute、英国ロンドンのInforma Life Sciencesなどがあります。
私も何度もビジネスカンファレンスに参加していますが、情報収集の手段としては非常に良いと思います。会議後に講演者のプレゼン資料の一部が入手できる場合も多いです。日本でビジネスカンファレンスがあまり普及しないのは、日本では国のプロジェクトの報告会など無料の会議が多く、会議の参加に高額な費用を払う人が少ないからだと思います。
ビジネスカンファレンスは企業のビジネス開発担当者(研究企画・事業開発・営業担当)にとって短期間で効率的に情報や人脈を構築できる非常に有用な手段です。もし、機会があれば是非参加してみてはいかがでしょうか。