アレキ 「さぁ兄貴、今日はMMAよくある“もったいない場面”について話そうか。まずテイクダウン後の挙動について」

ヒョードル 「先日のハファエル・ドス・アンジョスの試合でもあった場面だけど、相手が金網を使って立ち上がるのをもういい加減に防がないとダメですよ。すぐ殴ろうとしないで相手の両足を掴んでリング中央に引き寄せて抑え込まないと。こんなこと話すのも恥ずかしいくらいの基本の基ですよ。何年経ってもずーーーっとやってますよ。馬鹿の一つ覚えかって話ですよ」

アレキ 「次は片足を取ったときに何もできずに逃げられる場面について」

ヒョードル 「蹴り足を掴んだりした時の、おっとっとってなって結局逃げられるという展開な。やってるんだろうけど、もっとこの展開になったときの練習をしないとダメですよ。もう片方の足を足払いするのが基本だけど、もっと研究の余地がありますよ。おすすめはドラゴン・スクリューですよ! いやマジでですよ! ただ練習で使って道場を出禁になっても自己責任で!」

アレキ 「またねー」
アレキ 「アンソニー・ジョンソンが亡くなったな」

ヒョードル 「いやぁ残念だね。あれだけ怖さを携えた選手はいなかった。組み技偏重気味の俺でも彼の試合動画はほとんど持ってるし。

でもなんとなく“らしい”と思ったのは俺だけかな。KIDが亡くなった時にも感じたんだが、あらゆる運を若い時分にドバーって使った人生とカブるというか。才能があり過ぎると短命になってしまうのかとか、よく分かんないけどね。とにかく合掌」

アレキ 「さぁ次は兄貴が嫌いなイズラエル・アデサニヤがアレックス・ペレイラに負けて王座陥落となった訳だけどもどうよ?」

ヒョードル 「いやいや(笑)。嫌いとか勘弁してください。まぁ嫌いですけど(笑)。ざまあみろと思いましたけど。でもそのうち自分より打撃ができる選手と当たったら、ランク外の選手であっても負けるんじゃないかなとは思いましたよね。これまであまりにもテイクダウンを仕掛けなかったですから。だから今回のマッチメイクは良かったんじゃないですか。なんていうかバランスが取れたというか?

ペレイラに関しては今後どうなるでしょうねぇ。今回テイクダウンに難のあるアデサニヤだったって事で、やや飛び級気味でハードルが上がってしまったんですよね。それが気になるのと、後はあまり頭を使って試合をするタイプではないように見えるんです。UFCでは毎度毎度私が言ってるように距離をとって、なるべく接触を控えて、頭を使ってポイントを稼ぐ選手が長期政権を築けるセオリーになってますから、それをどう修正するのかですね。希望的観測としては今のミドル級に特筆すべきレスリングのできる選手がいないこと。そこはチャンスです」

アレキ 「またね~」
アレキ 「さぁ兄貴、今日はふと感じたMMA界でダサい選手ということで」

ヒョードル 「いや最近ね、レストラン前でホルヘ・マスヴィダルがコルビー・コヴィントンを殴ったじゃないですか。もうね、ダサい奴が多すぎてなんか頭にきてるんですよ。マスヴィダルもなんか中途半端じゃないですか? ただ殴るって。中学生じゃないんだから。銃で撃つとか家に放火するだとかまでやればこいつマジモンだなと理解はできるんですけど」

アレキ 「理解するのか(笑)」

ヒョードル 「前回も言いましたけどこいつは腹が据わってないんですよ。チンピラなんです。俺はたとえ死刑になろうともお前を許さないっていう覚悟がないんですよ。そんなね、ちょちょっと口喧嘩したり殴ってみたりとか、そういう小競り合いしてるのがダセえって話ですよ。

そして朝倉未来。いやなんでこの流れで未来なんだとツッコまれるでしょうけれども、ふと感じたということでご勘弁下さいということで。まあまあ強いのは認めるんだけれども、何と言うか圧倒的なダサさがあってどうも乗れないんですよ。雰囲気というか何だろな、ファッションもダサいんだけど、言動とかも例えば街の不良と試合する動画とか大会だとかやってるけれど“お前相手選んでるだろ”っていう、しょうもない小賢しさとかが垣間見えるんですよ。私がRIZINのマッチメイカーだったらスダリオ剛とやらせますよ、調子に乗るなと。で『ちょっとそれは・・・』って言ったら『ちょっと何?具体的に言って』って本人の口から『勝てません』って言うまで問い詰めますよ。あ、でもスダリオとだったら意外といい勝負になるかもですよ? というか勝てると思いますよ。それはそれで乗れるしいいじゃないですか。体重差だけでなく実力差でカードを組めばいいんですよ。そしたら面白いカードいっぱいできますよ。

次に青木真也。散々秋山に喧嘩売っといて、いざ試合となると自分の体重に合わせろだとかクソダセえです! ダサさの極致です! 2022年始まってまだ3か月ですけど今年一番ダサかった人間にもう認定しちゃいます!

ということでね、やっぱりねぇ、こういう調子に乗った奴らを一掃するためには階級をなくして無差別級で闘わせた方がいいと思うんですよね。そうしたら“俺は強いんだ!”とかイキる選手が必然的に減るじゃないですか。そうなっていたらたぶんコナー・マクレガーもだいぶ大人しくしてたと思いますよ。いや無理なのは承知で言ってますよ?でも一つくらいそういう団体もあっていいじゃないですか。まさに“誰が一番強いか決めたらええんや”ですよ。ビジネス的には大失敗かもしれないですけど」

アレキ 「またねー」