バザラスからのアジアン紀行 -23ページ目

にゃんず

素早く逃げられました。

 

初めましての野良にゃん。

 

立ち止まって、振り返って、

ありがとにゃん。

 

毎週金曜日の夕刻、


初音におかず弁当を買いに行く

途上で出会うにゃんこ。

 

お歳をめされてますにゃ。

 

外で飼われているにゃんこ。

 

こちらも。

 

逃げたにゃんこ。

 

長年、自宅近所に住んでいる

逞しい野良にゃん。

 

屋外の猫小屋で飼われている

にゃんこ。

 

お行儀が良いですにゃあ。

 

冬の外暮らしは厳しいにゃ。

 

能稽古に行く途上の

にゃんこ。

未知

人間は、未だに知らないことだらけ。

 

虫たちの事だって、

 

鳥たちの事だって、

 

なあんにも知っちゃいない。

 

未だに、人間が地上の賢者(サピエンス)だと

思っているお目出たい生物。

 

植物の事だって、

 

なあんにも分かっちゃいない。

 

人間以上に、強い意志と意識とを

持ちながら、

 

同種同属との細かなネットワークを

構築していることも。

 

人間よりも何億年以上も

地球上で生きて来たから、

 

生きる知恵の蓄積は、

地球生物の新参者の

人間など遥かに凌駕

している。

 

人間は、言語でしか

世界を認識出来ない。

 

言葉でしかコミュニケーションを

取れない、未成熟な生き物。


言葉以外の種々様々な能力を持つ

他の生物を無礼(なめ)たらいかん

ぜよ!

 

『空海の夢』松岡 正剛 著(春秋社)

「うとうとと一人の僧が夢を見ている。

 場面は、丁度弘法大師が山谷の道

 を歩いているところだった。

 

何だろうとおもって見ていると、

弘法大師は番匠たちと話を交

わしながら、おりから造営中の

高雄山寺の方へ向かっている。

 

僧はあてどもないものに惹かれる

ように、ふらふらとそのあとをつけた。

 

一行は納涼房に入っていった。

 

僧も続いて入ってみると大師が

長押(なげし)を枕に眠っている。

 

ふとみると、なんとその両眼が

水晶の珠のように枕元にふたつ

置かれている。

 

梅の実のごとき、あまりの美しさに

それを手にとり袖に包みもって帰ろ

うとしたところ、夢がさめた。

 

明恵上人『夢記』」

 

松岡氏の『空海の夢』は、

この明恵上人の夢から始まる。

 

この本は、1984年に初版が刊行

されている。

 

1995年に新装増補版、

2005年に新版とアップデートを

重ねて読み継がれてきた。

 

俺は、初版を20代後半に読んだから、

40年近くたっての再読となる。

 

項を捲ってビックリ!

 

新しい本を読む如くに、なあんにも

頭に残っていなかった(笑)。

 

読み応えは存分に味わえたから、

俺も少しは成長しているのだろう(笑)。

 

松岡氏は、俺が大学生の頃からの

知のガイディング・スター。

 

そのガイディング・スターに導かれながら、

己の空海論を後日記事にして展開してい

きたい。

 

松岡 正剛

 

1944年京都生まれ。

 

父方のルーツは湖北・長浜。早稲田大学

文学部卒。

 

オブジェマガジン「遊」編集長、東京大学

客員教授、帝塚山学院大学教授を経て、

編集工学研究所所長、角川武蔵野ミュー

ジアム館長。

 

情報文化と情報技術をつなぐ方法論を体系化

した「編集工学」を確立し、様々なプロジェクトに

応用。

 

2000年より「千夜千冊」の連載を開始。

 

同年、eラーニングの先駆けともなるイシス編集

学校を創立。

 

近年は、編集的世界観にもとづく書店空間「松丸

本舗」、図書空間「エディットタウン」など、本をも

ちいた数々の世界観を提示する。

 

2024年8月、逝去。

 

著書に『新版 空海の夢』(春秋社)、『松岡正剛

 千夜千冊』(求龍堂)、『17歳のための世界と

日本の見方――セイゴオ先生の人間文化講義』

(春秋社)、『日本という方法――おもかげ・うつろ

いの文化』(NHK出版)、『謎床――思考が発酵す

る編集術』(共著、晶文社)、『擬 MODOKI――「世」

あるいは別様の可能性』(春秋社)、『日本文化の

核心――「ジャパン・スタイル」を読み解く』(講談社

現代新書)、『増補版 知の編集工学』(朝日文庫)

ほか多数。

 

【目次】
1 空海の夢
2 東洋は動いている
3 生命の海
4 意識の進化
5 言語の一族
6 遊山慕仙
7 密教の独立
8 陰と陽
9 仮名乞児の反逆
10 方法叙説
11 内は外
12 長安の人
13 初転法輪へ
14 アルス・マグナ
15 対応と決断
16 カリグラファー空海
17 イメージの図像学
18 和光同塵
19 即身成仏義体験
20 六塵はよく溺るる海
21 いろは幻想
22 呼吸の生物学
23 マントラ・アート
24 憂国公子と玄関法師
25 ビルシャナの秘密
26 華厳から密教に出る
27 マンダラ・ホロニクス
28 想像力と因果律
結 母なる空海・父なる宗教

 

Aufheben

俺が18歳の洟垂れ小僧だった頃、

 

米屋さんの2階に住み込みで

働きながら、

 

定時制高校に通っていた。

 

勉強なんて微塵も頭になく、

 

高校生でも、働いていたから

金もあって、

 

酒に煙草を嗜みながら、

 

女の尻ばかり追いかけていた。

 

しかし、ある日突然に正体不明の老人が

夢枕に立って、「お前は勉強しないと

友人達が皆離れていくぞ」と一喝された。

 

目が覚めると同時に

意識が醒めた俺は、

 

翌日から夜間の工業高校には

行かず、米屋さんの並びにある

宮崎県立図書館に通った。

 

手に取る本は、生まれてから無縁だった

倫理や政治に関する本。

 

その中で、初めて出会った哲学用語が

Aufheben。

 

アウフヘーベンは、ドイツ語。

 

ドイツの哲学者であるヘーゲル(1770-1831)

が弁証法の中で提唱した概念。

揚棄(ようき)ともいう。

 

意味は、

「あるものをそのものとしては否定するが

、契機として保存し、より高い段階で生か

 すこと」

 

「矛盾する諸要素を、対立と闘争の過程を

通じて発展的に統一すること」

 

洟垂れ小僧だった当時の俺は、

なぜかアウフヘーベンが気に

入って、大人になったような錯覚

に陥った(笑)。

 

60半ばを過ぎた現在、

アウフヘーベンと弁証法には共鳴するが、

その歴史的発展の結末に至る進歩史観は

首肯し難い。

 

鬼子母神

ここは、雑司ヶ谷の鬼子母神。

 

境内に聳える大銀杏。

 

大公孫樹(おおいちょう)とも

書きます。

 

長老(公)が植樹してから、孫の代になって

やっと実が食べられるということから、この

漢字が当てられたようです。

 

推定樹齢は700年、樹高33メートル、

幹周約11メートルだそうです。

 

以下、HPより。

 

「武芳稲荷堂は倉稲魂命(ウケノミタマノミコト)

 を祀った堂宇です。

 

「日本書記」では「ウケ」は穀物・食物を

意味し、倉稲魂命は「穀物の神」といわ

れており、このあたりで農耕が盛んに行

なわれていたことが伺えます。

 

創建の年代は不明ですが、雑司ヶ谷

鬼子母神縁起によれば、天正6年(1578)

に「稲荷の森」と呼ばれていた当地に堂宇

を建立して鬼子母神像を安置したと記され

ていますので、

 

武芳稲荷堂はこれよりも以前に建立

され、天正6年(1578)当時は既にこの

地の地主神として多くの人々に知られて

いたと考えられます。

 

武芳稲荷尊天は、また古来より「出世稲荷」

とも称され、商売繁盛・開運隆昌とともにそ

の霊験あらたかなることを慕う大勢の信徒

に尊崇されています。

 

石畳を進むと左右に仁王像があります。

 

「江戸名所図会」にも「石二王」と描かれ

ており、鬼子母神堂を寄進した安芸藩主

淺野光晟の夫人の自昌院殿英心日妙

大姉が、戸山盛南寺から移したとされて

います。

 

この二像は丈と幅が同寸といわれる

珍しい姿で、台石には「元禄九年丙子

七月二十八日」と陰刻されており、鬼子

母神堂の拝殿・相の間完成の直前に奉

納されていることがわかります。」