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Vol.38 HMI's Fabulous Women 1

ハースト・マガジン・インターナショナルの素敵な女性たち 1
Kim Bodden  キム・ボデン


HMI(ハースト・マガジン・インターナショナル社)はメディア・コングロマリットのハースト社(新聞、テレビ、雑誌)の海外版の雑誌を統括している会社です。このハースト本社のハースト・タワーはグリーン(エコ)ビルとしても有名です。


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インターナショナル・エディトリアル・ディレクターであるキム・ボデンさんは60ケ国版出ているコスモポリタンや、25ケ国出ているハーパース・バザー、さらにエスクアイア、タウン・アンド・カントリーなどすべての国際版と編集面で協力をしています。



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私はキムさんとは日本版バザーの創刊の時からニューヨークで一緒に働きました。
2001年から2006年1月まで日本版の編集長をしていた時もキムさんと彼女のスタッフとやり取りをしていました。時には意見がぶつかりあうこともありましたが、彼女はいつも大きな笑顔で抱きしめてくれ、どんなにか救われたことでしょう。


ひさしぶりに再会したキムさんと彼女のスタッフは昔と変わらず、パワフルで、スタイリッシュでファービュラスです。



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なんだか、HMIのチャーリーズ・エンジェルのようねとみんなで笑いあったのです。
彼女たちの仕事ぶりとおしゃれについて紹介しましょう。まずキム・ボデンさんから。
ニューヨークの摩天楼を見渡す彼女のオフィスはガラス張りで、さすが、ニューヨークのエグゼクティブという雰囲気です。なぜか、テーブルに仏像が置かれています。彼女はベジタリアンで、日本茶も大好きとのこと。



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「毎日、300通くらいのメールが来ます。世界中の人とやり取りしなければなりませんが、コントロールしようとするのではなく、彼女たちの意見を十分に聞いて、解決策を見つけます。お互いに理解し会うことが大事ですね」という忙しい彼女をこの仏像はそっと見守り心を落ち着かせてくれるのでしょう。
彼女のスタイルの方針は「イージーで、コンフォタブル」であること。ですから、コーディネイトがしやすい黒がどうしても多くなってしまうそうです。


「黒のパンツだけで55着、黒のタートルネックセーターが25着もあったのよ。(笑い)だからもう黒はいらないわね。でも今日のワンピースも黒ね。これはアルゼンチンデザイナーのものよ。とても活動的で仕事にも旅行にもいいので重宝しているわ」



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帽子やスカーフで頭を飾るのもキムさんは大好きです。この写真の帽子はフランスのアンティーク。
帽子をしゃれて被るのは本当に難しいのですが、さすが、上手に着こなしていますね。「もし今の仕事をしていなかったら、ハットデザイナーになっていたかも」と言うくらい帽子が好きだそうです。我ながらいい写真だと思います。でもモデルがいいからですね。


今日もキムさんは分刻みのスケジュールをこなしています。こんな忙しい仕事をファービュラスにこなすことができるのは、優秀なスタッフが居るおかげかもしれませんね。



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でもそれだけではなく、もう一つ理由があります。20歳になる息子と、アルゼンチンのボーイフレンドの愛情です。キムさんは離婚を経て、今は恋人といい関係を保ち「LOVEはとても大事よ」とほほ笑みました。