ケンブリッジ大学数学部受験8 | モントキアラ便利帳

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マレーシアはクアラルンプールのモントキアラに住むにあたって便利な情報を備忘録を兼ねて綴ります

12月のケンブリッジ大学の面接に向けて、週に一度学校の数学の先生から面接の練習を受けていた息子。初めは教えてもらえることもあって満足していたようですが、そのうち「なんか面接の練習にならないんだよね。」と不満が出てきました。


息子はケンブリッジが提供している標準的な面接のビデオをいくつか見ていて、面接では面接官が生徒が問題を解けるようにヒントをあげながら導いていく様子を見ていて、ヒントを如何に上手く理解して解いていくかが重要であるかがわかっていました。学校の先生との練習ではそのようなやりとりがなく、先生の目の前でさあ問題を解いて説明して、そして最後まで説明し終わると、ああそれは答えが違うという感じで、対話になっていないようでした。「まあ、説明の練習にはなるけど本番とは全く違う環境だよね。」と、先生との練習はほぼ諦めているようでした。


学校でのサポートがほとんど期待できないのであれば、何か外部の助けが必要か聞いてみましたが、息子は、「模範面接見たけど、質問はみんな簡単だったし、好きな話題なら際限なく話せるから全く練習なんて要らない。」とのことだったので放っておきました。


11月の終わりに近づいたところ、いきなり学校からメールが。

「学校の卒業生が、クアラルンプールのアカデミックコンサル会社に勤めていて、その卒業生のおかげでコンサル会社が特別に今年の生徒に面接の練習を1時間してくれます。やりたい人は明日までメールをするように、費用は全額学校もちですが、とても高いので本気な生徒だけ応募してください。」

なんでも金💰の学校にしては大盤振る舞い!最後の一文で、如何に高いかアピールしているところがセコイ気がしましたが。無料なら応募でしょ!!ということで早速メールを返して予定を設定してもらいました。


一応、そのあとでどんな会社か調べてみましたが、Elevateという会社でイギリスに本社がありマレーシアに支社があるようです。

アメリカ、イギリスの有名どころの大学の受験をトータルにサポートしますっていうサービスでした。お値段は載ってなくて、どのようなサービスが必要かメールするとあとで予算が送られてくるようでした。こうゆうサービスって本当にバカ高いんです。でも、マレーシアに支社があるようなので、それなりに需要があるんですね。うちの学校にもいるみたいですが、受かるならお金はいくらかかってもというような人達が。


さて、Elevateの面接練習の感想ですが、

「実際の面接にかなり近かったと思う。ヒントが適切な時に出ていたし、まさに欲しいものだった。面接官は学校の先生と違って数学をよく理解している人だったからそんなヒントが出せたのだと思う。面接官はオックスブリッジの卒業生だね。」

そして、面接後に面接官から正式なフィードバックが書面で送られてきましたが、これってオックスブリッジで実際に使われている評価形式なのではと思えるようなものでした。(多分、以前評価していた関係者からもらったものかも知れません。)


こういうサービスを使って練習を繰り返せば、ボーダーラインの辺りにいる子ならかなり合格率が高まるのではないでしょうか?

受験とお金の関係を感じた面接練習でした。