試験で注意すること | モントキアラ便利帳

モントキアラ便利帳

マレーシアはクアラルンプールのモントキアラに住むにあたって便利な情報を備忘録を兼ねて綴ります

息子の通う学校の先生は、セカンダリーに限って言えば、今までAレベルやIGCSEで一定の成績を出している学校で教えてきた経験のある先生が採用されているようで、教科の知識や教え方はいいのかは疑問が残りますが、今まで試験を見てきた経験は豊富なようです。授業では折りに触れ、試験にあたってのアドバイスや、こぼれ話などしてくれるようです。


例えば、化学の実験の試験。Aレベルでは実際に試験会場に実験用具が用意してあり、一人一人が席につき、指示に従い実験を一斉に行い、結果に基づき解答を書きます。しかし、時には実験に失敗してしまい結果が出ないことも。実際に試験の練習を授業でやりながら、結果が上手く出なかった生徒に先生が一言。

「実験がうまく行かなかった場合、周りの環境によく注意を払うように。」

なんとなく謎めいたアドバイスですが、受験勉強している生徒なら、すぐに「失敗したら、それとなく周りの生徒のやっていることを見て答案を書くように。」と理解できますね。みんなで一斉に実験していれば周りでやっていることは丸見え。見たからと言ってそれがそのまま解答になるわけでもないので、ここら辺はカンニングではなくグレーゾンです。でもはっきり言えないのでこんなアドバイスになるようです。


ある日、数学の先生が、「今まで試験で生徒が計算機を使っていた途中、いきなり電池切れで使えなくなったケースがある。そんな事態のため、我が校では非常用の計算機を会場に用意してある。」

計算機持ち込み必須の数学ですから、計算は複雑で計算機なしでは絶対無理です。計算している最中に計算機の数字がいきなり消えてしまった生徒の頭は数字と共に真っ白になったことでしょう!正にゲームオーバー。

これを聞いた息子。帰ってくるなり「同じ計算機をもう一台買っておいて。」

学校っていい加減ですから、用意してあると言いつつ忘れてたりしますからね。長年の経験で、先生の言うことを100%信じていると痛い目に会うが身についているようで。あと、計算機もただの計算機ではなく数学の計算専用の計算機なので、自分で設定とか予めしておきたいようです。


IGCSEやAレベルで数学をとっている方、予備の計算機をお忘れなく。