正捕手の谷繁の故障で出番がまわってきたのが相川亮二でした。
すると周囲の期待を裏切る活躍を見せ、その名を轟かせたことをよく覚えています。
背番号59。
2000年の夏に強者の片鱗を見せてくれました。
8月29日、夏の終わりを惜しむ頃の横浜スタジアムでのナイター。
私は一塁側指定席で延長10回にまで及んだヤクルトとの好ゲームを現地観戦しました。
1点ビハインドで迎えた9回裏のベイスターズの攻撃的。
2アウトながらチャンスで打席の回った相川が、守護神の高津から価千金となる同点タイムリーを放った球道を今でも覚えています(確かショートの頭を越えるようなものだったと…)。
試合は延長10回裏に勝ち越したベイスターズがサヨナラ勝ち。
記憶に残っているのは相川のタイムリーと森中の好投する姿くらいでしょうか。
ああ、将来はこの人が横浜の正捕手になるんだろうなと、期待を寄せたものです。
その後、谷繁が球団を出ていき、2002年シーズンは相川が晴れて正捕手として開幕を迎え、その開幕戦に三浦とバッテリーを組んでマスクを被りました。
当時の広島球場。
この試合も私は現地観戦しています。
当時はアクティブだったなあ、、、
しかし、
谷繁が出ていった代償は大きく、その重責が相川の肩にズシリとのし掛かりました。
横浜の暗黒時代の幕開けでした。
その後、相川が横浜に籍をおいた2008年シーズンまでの間で、Aクラスだったのは牛島監督が指揮をとった2006年の3位だけ。
相川が初の開幕マスクから2008年までの7年間で5度の最下位。
2003年には45勝94敗で借金49、2008年は48勝94敗で借金46と、もう毎日毎日敗けが続くようなシーズンもありました。
ベイスターズはこの後も長い長い暗黒時代が続くことになりす。
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相川新監督が就任会見で口にした「4年前に戻ってきたとき、まったく違うチームになっていた」という言葉は、わたしも感慨深いものがありました。
このブログを読んでくださる方も、多くの方が暗黒を共にしてきた方々でしょう。
ああ、なんか書いていて懐かしさも沸いてきました。
過去を振り返る企画でもやろうかな。
相川はFAでヤクルトに行くことになりますが、その全てが「横浜を出たい」と思ったわけでなく、どちらかと言うと球団側の体質にも問題があって、相川の本意ではない結果でもあったと記憶しています。
その相川がコーチとして、そしてこれからは監督として、横浜の新時代を切り開いてくれる。
個人的には進藤さんがあるかな、と大穴を予想していたのですが、相川もまあまあ大穴だったと言っていいのでしょうか。
しかし、堅実かつ、私は正解だと思っています。
つらい時代をよく知り、そしてヤクルト、巨人と渡り歩いて様々な現場を見てきました。
日本代表経験も強みとなるでしょう。
相川新監督の野球、これからもブログに綴っていきたいと思います。
CS ファイナルステージ第3戦
2025.10.17 甲子園
横浜DeNA 0 - 4 阪神
3連敗でCS敗退、2025年シーズンを終える
後がないベイスターズは、阪神キラー・ケイを立てて臨んだ第3戦。
ファーストステージ初戦で勝利に導いてから中5日。
登板間隔という点では問題なかったはずですが、やはり“負けられない”重圧は大きかったか。
初回、死球などもあって2人のランナーを出すと、佐藤に一発を浴び、いきなり3点のビハインド。
ケイがまとまった失点をすることはシーズン中でもほとんどなかっただけに、それが「負けられない試合」の初回に出てしまったのはチームにとって重く響きました。
打線は、昨年のCSでつるべ打ちにした左腕・高橋に7回までノーヒット。
終盤8回、4点差で迎えた場面で、松尾のチーム初ヒットから林、度会の3連打で一死満塁のチャンスをつくります。
一挙大量点の期待が高まりましたが、戸柱、蝦名と倒れて無得点。
試合はそのまま終了。
ベイスターズは1勝もできず、阪神の日本シリーズ進出が決まりました。
強かった阪神
初戦、打線がランナーを出しながら拙攻が続き、好投していた東のほんのわずかな隙を突かれて敗れてからというもの、完全に阪神に主導権を握られたままのシリーズでした。
ベイスターズは甲子園で、自分たちの野球をさせてもらえなかったというところでしょう。
昨年に続いて日本一を目指して挑んだポストシーズンでしたが、やはりチャンピオンチームの牙城は簡単には崩せません。
阪神はセ・リーグの代表にふさわしいチームであることを、改めて証明してみせました。
ぜひ日本シリーズでも、良い戦いを見せてもらいたいですね。
三浦監督に「ありがとう」
2025年シーズンの最終戦となったこの日は、同時に三浦監督の最後の采配でもありました。
2021年シーズンからの5年間で、4度のAクラス入り、そして日本シリーズ優勝1度。
外国人選手も含めて選手からの信頼は厚く、選手流出もなく、戦力豊富なチームへと変貌を遂げました。
リーグ優勝こそ達成できなかったものの、間違いなく球団史に名を刻む監督でした。
まだ若いので、いずれまたその時が来ることを信じつつ、「ありがとう」の言葉を送りたいと思います。
ご挨拶
2025年シーズンも終了。
今年はレギュラーシーズン143試合、ポストシーズン5試合、合計148試合。
全試合の記事を書き終えたことをご報告させていただきます。
もっと書き続けたい気持ちもありますが、逆に言えば、秋の深まるこの時期まで熱狂させてもらえたことは幸せなことですね。
今シーズンはなかなか観戦の時間が取れず、翌朝の更新になることも多くなりました。
それにもかかわらず、毎日のように当ブログに足を運んでくださり、コメントまで残していただき、本当に感謝しています。
コメントの返信が遅れがちで、すみませんでした。
良い時もあれば、悪い時もある。
歓喜に沸く時もあれば、落胆に沈む時もある。
それでも皆さんと一緒に、ブログを通してそれらを共有できたことに、心から感謝しています。
シーズンオフもぼちぼち更新していきますので、どうぞよろしくお願いします。
それでは皆さん、
今シーズンも、お疲れさまでした!
CS ファイナルステージ第2戦
2025.10.16 甲子園
横浜DeNA 3 - 5x 阪神
私はいま、電車に揺られています。
実は今日は私用で外出していて、試合は映像を見ておりません。
本日は映像未見のまま、悔しい結果をテキストにしていきたいと思います。
試合は延長10回裏に森下のサヨナラ2ランでゲームセット。
3-2と1点リードの8回に裏に追い付かれた時点で苦しい状況にはなりましたよね。
こちらは伊勢を投入して逃げ切り体勢に入りましたが、簡単にはそれを許してくれる相手ではありませんでした。
しかし、その前の8回表にノーアウトランナー2,3塁としながら、拙攻で無得点。
詳しくは帰宅してから映像確認しようと思いますが、相手に「勝ち星どうぞ」と言わんばかりの展開でしたね。
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先発の竹田が初回にいきなり先制パンチを食らってしまったようですが、その後は立て直したようですね。
6回に入って先頭の森下にヒットを許したところで交代、5回と0/3で82、6安打2失点と試合を作りました。
竹田のポテンシャルを考えると、この程度で本人も満足はしていないと思いますが、厳しいチーム状況の中で役目は果たせたと言えるでしょう。
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第1戦でも投げた中川が6回に2番手として当番し、佐藤、大山、ヘルナンデスを三者連続三振を奪っていましたね。
1戦目でもストレートの威力は抜群で、フォークボールも冴えていました。
彼の場合はこれを続けていけるかが課題ですね。
もはやチームは崖っぷち、第3戦目も豪腕を見せてくれることを期待します。
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さて。
才木を相手にタイムリー2本と牧のソロホームランで3得点。
あとは終盤に逸したようなチャンスをどう形にするかです。
投手陣の奮闘で良い試合は出来ています。
二連敗で相手に王手。
2025年のベイスターズは、もう終わってしまうのか?
いやいや、このまま終われないでしょう。
三浦監督を送り出すのに相応しい、熱い戦いを見せてくれ。
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実は明日も仕事の取引先と飲み会があって、試合観戦は出来ません。
検討を祈ります。
CS ファイナルステージ 第1戦
2025.10.15 甲子園
横浜DeNA 0 - 2 阪神
東が好投も6回に隙
私はそれをすぐに思い出しました。
2年前、CSファーストステージ、広島との対戦でも、同様のミスを犯したことを。
あの時も、相手が送りバントをして、1アウト二塁となったところでの隙でした。
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2023年10月14日、CSファーストステージ第1戦。
2-1の同点で迎えた8回裏に先頭を四球で歩かせ、相手が送りバントをでランナー二塁とした場面。
相手が得点圏にランナーを置き、お膳立ては完了した、と考えるのが守っている側の心理。
ここだ、ここでしっかり押さえれば良いと。
そこでランナー羽月がまさかの三盗、やられた。。。
そこから1点をもぎ取られるという展開となり、この時も敗戦となりました。
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6回先頭の近本が内野安打で出塁。
これを2番の中野が送りバント、正直言うとこの送りバントは守っている側からするとアウトをありがたく頂戴できるものでした。
1アウトランナー二塁となってから、よし、ここをしっかり守るぞ!という気分にさせてもらった。
これが阪神の戦術だったとすると、見事にしてやられました。
実は、ここからが本当の攻撃だった・・・・
東は打者に集中していたところを突いたのか、もしくは癖を見抜かれていたのか、データなのか、またはそれら全てなのか。
セットに入った東が打者へ顔を向けて、数秒すると近本がスルスルっスタート、続いて絶妙のタイミングで東がモーションに入ってしまい、難なく盗塁成功。
この盗塁で東のメンタルは正常で要られなかったか、森下にタイムリーを許した後も、佐藤にはカウントを悪くした後にポテンヒット。
また、1アウト1,3塁から大山のサードゴロでランアー中野を挟殺プレーに追い込みますが、もたついてしまい、アウトをとったものの次のランナーの佐藤を3塁にまで進塁させてしまっていました。
そして、次打者伏兵小野寺に痛恨の2点目となるタイムリー。
東はここでノックアウトとなりました。
打線が序盤から何度も何度もチャンスを作りながら得点できず、嫌な雰囲気は確かにありました。
ただ、この6回の2失点は、まさに阪神の野球の巧さでひょいッと足元をすくわれて転ばされてしまった結果です。
まさかの展開、ではなく、相手の”巧さ”でした。
良いプレーもたくさんあった!もう一度集中力を高めていこう!
打線が繋がらなかったことが目立った試合でした。
しかし相手はチャンピョンチーム。
ただバットを振っているだけでは勝てません。
それでも気迫あふれるファインプレーもたくさんありました。
東の後のバトンを受け取ったリリーフ陣も見事に無失点に抑えきりました。
このファイナルステージは相手に1勝のアドバンテージがあることから、はっきり言って日本シリーズを勝ち抜くことよりも難しいものです。
でも、この10月中旬に勝利に熱くなれる舞台に立てていることは素晴らしいこと。
ここまで勝ち進んできたことは、決してまぐれではありません。
ベイスターズは強い!自信を持ってもらいたい。
その上で、阪神を倒すにはほんの少しの隙も見逃してもらえないことを学んだ試合。
これを生かさずして、来年のリーグ優勝もありません。
集中力をもって立ち向かっていけ!



