ドミンゴ・インドヤン指揮ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、辻井伸行(ピアノ) | ベイのコンサート日記

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音楽評論家、長谷川京介のブログです。クラシックのコンサートやオペラなどの感想をつづっています。

ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団は1840年に創設されたイギリスでもっとも古い歴史を誇るオーケストラだが、現在は機能的な素晴らしいオーケストラ。

辻󠄀井伸行とは共演機会も多く、息の合った演奏。


ショスタコーヴィチ「交響曲第5番」の演奏の印象を一言で表せば『輝けるダイヤモンド』。シルキーなヴァイオリン、重厚な低弦、個性的な木管の名人芸、ブラスの国イギリスならではの強烈で温かみのある金管が全く隙の無い緻密なアンサンブルとしてひとつになる。ヴァシリー・ペトレンコの後任として2021年から首席指揮者を務める南米ベネズエラの音楽教育システム「エル・システマ」育ちの指揮者ドミンゴ・インドヤンとロイヤル・リヴァプール・フィルの相性の良さを示した。

詳しくは「音楽の友」コンサート・レヴューに書きます。

 

■プログラム

ルーセル:≪バッカスとアリアーヌ≫ 第2組曲

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 [ピアノ:辻󠄀井伸行]

ショスタコーヴィチ:交響曲第5番