比類なき名演 バーメルト札響、ボストリッジ&アレグリーニ ブリテンとブルックナー  | ベイのコンサート日記

ベイのコンサート日記

音楽評論家、長谷川京介のブログです。クラシックのコンサートやオペラなどの感想をつづっています。


ブリテン「セレナード~テノール、ホルンと弦楽のための」は、イアン・ボストリッジのホールの隅々まで響き渡る威厳に満ちた声と、遠くの世界から呼びかけるように響くアレッシオ・アレグリーニの暗い音色のホルン、そこに繊細かつ鋭いバーメルト札響の弦が加わる。比類なき名演。

 

ブルックナー「交響曲第6番」は先日の尾高忠明大阪フィルの金管の咆哮と厚みのある弦による鉄壁の演奏とは対照的。
温かく歌う弦、輝かしい金管と素朴な木管。バランスが取れた滋味豊かな演奏。ブルックナーを聴く充足感に包まれた。

 

詳しくは「音楽の友」コンサート・レヴューに書きます。