思い出のカード・カップ8の続きです。

 

悪魔→塔→星。母は執着を強制的に手放す過程にいる。

私の方は過去・運命の輪逆、自分で選んでないたまたまの親子のご縁から、現在はいまいちやる気ない感じ(ワンドペイジ逆)だけど、将来はカップ2の愛のカード。

 

過去・カップ6逆の優しい思い出、「お母さん」ってのを現在・カップ8で捨てて、

でも捨てたことによって、逆に、未来・カップナイト。愛を使いまくることができるようになる。

アドバイス・カップキングの愛は大きな愛。血縁とか超えた人間愛みたいなもの。

大きなカップをもって、でも結果はソード6。

仕事としてルーティーンでやったらいい。

 

実際に私が母子手帳とへその緒を捨てた当時は、まだタロットを知らないころでした。

でも、今なら分かります。

私はカップ6→カップ8の過程で、母というカテゴリに入れるのをやめ、認知症の患者さんとして対応するようになったんだと思います。

捨てることによって、母と娘から、認知症患者さんとケアマネージャーの関係にシフトしたんですね。

 

ソード6は、いっつもやってる慣れてる仕事のカードです。

この船頭さん、そんな一生懸命やってるわけじゃありません(笑)日常のルーティーンのひとつを難なくこなしています。

 

ここでストンと「ソード6・難なくこなせる仕事」が腑に落ちた私は、それから今に至るまで、あーハイハイ、と仕事のように、あまり心を入れずに、母の介護に必要な対応をしてきました。

 

だって見てください、ワンドペイジ逆とアドバイスワンドエース逆。このやる気のなさを(笑)

先生もこのカードを見て、

「いいんじゃないですかねー。やる気・・・なくても(^_^;) なんだかワンドっていうのがこの問題に合わない気がしますよね。」

とおっしゃいました。

そうなんです!!これはよーくわかります。介護問題でワンドは役に立ちません。長丁場なんです、ワンドは短いんです。

 

お役所や福祉関係者さんでたまにワンドやカップが強いタイプの方がいますが、私はこういう厳しい問題でキレイごとをおっしゃる方は好きじゃないです。

ご本人たちは良かれと思ってなんでしょうが・・・そういう方は一見優しそうに見えて、すごく厳しいことをおっしゃいます。

困窮する家族を真の意味で助けてくださったのは、ソードやペンタクルの精神科の先生や福祉関係者の方々でした。(;_;)泣

 

美輪明宏さんがよく著書の中で、

心はホットに、頭はクールが一番良い、というようなことを書いていますが、まさに介護問題はこれに尽きると思います。

 

なので、私のカードの将来も「カップ2」(大アルカナでいう恋人たち)

男性性(頭)と女性性(心)のバランスある愛のカード。

気持ちは大事にしつつ、でもそれはそれとして、やることやんなきゃねってことです。

 

お母さん、大事に取っておいてくれた物を捨てちゃってごめんね。

姉のもついでに捨てちゃってごめん(汗)全然気にしてなくて良かったけど(^_^;)

でも、おかげで今日も船は浮いていて、今のところ難なく漕いでいます。

カップ6→カップ8→ソード6のこの流れは、私にとって忘れられない鑑定になりました。

日に日に穏やかなおばあちゃんになっていく母を見るたびに、星のカードを思い出すこの頃です。

 

次回、まとめです。