生命の木講座感想①の続きです。


今回の講座で一番印象深かったのは、生命の木がそう呼ばれる理由でした。


タロットでは恋人たちから始まって、節制、太陽などの、統合に向かうカードがあります。

どれが正しい・間違ってる、絶対的な善と悪に分けるのではなく、どっちも必要だと繰り返し伝えてきます。

たぶん禅とか、他の学問でもそういう教えは多いのではないでしょうか。

分けることで対立が生じ、世界は狭くなってしまう。でも混ざったら、面白いものができる。(太陽)


お饅頭とパンを合わせてあんパンを作った日本人、紅茶にスパイスを入れてチャイにしたインド人。

たとえ始まりが支配の歴史だったとしても、そういう物でさえ飲み込んで、自分たちのソウルフードに変えてしまう人たちがいた。

海外に渡ると寿司はカリフォルニアロールになるし、着物はアロハシャツになったりする。

国境関係なくそういうものを生み出す力って、なんて豊かで素敵なんだろう。

 

私だけが何でも知ってるんだ、知らない人はバカ。私の正しさだけが絶対で他は間違ってるなんて思ったとたん、分かったつもりになって、15番悪魔のカードが顔を出す。

 

それでも、可能性の柱にも限界はある。いくら対立に分けないって言ってもこれだけはダメでしょ、何でもありじゃダメでしょ、っていう限界地点が来る。

 

生命の自由や可能性を奪うものは絶対ダメ。だから生命の木って言うんだって。
 

その部分は、じ~んと来るものがありました。
三角形の頂点は、全ての生命の源、力の根源を表す。
そういうものを人は、魂とか感情とか言うのかもしれないけれど・・・。

 


 

科学が発達し、車のボンネットを開けて修理するように、体を手術できるようにもなった。でも、土星の頂点を極め、物理の法則を支配する者にとっては、人も物も同じになってしまった。

 

そこに生命力はない。

力とは物を動かすエネルギー。

 

アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』のキュゥべえも、一個体の生き死にで大騒ぎする人間が理解できません。そのためか、すごいテクノロジーを持ってるにも関わらずエネルギーを生み出せず、人間から奪うしかない。

映画『ドラえもん のび太と鉄人兵団』では、ロボットの星メカトピアを作り出した科学者(神様)は、最初のロボットアムとイムに、思いやりの心をインプットしなかった。最終決戦のさなか、自分たちの先祖に心を授けて歴史を変えたのは、鉄人兵団スパイだったはずのリルルでした。

 

作者の藤子・F・不二雄は、鉄人兵団のことを、「ドラえもんの映画史上最強の敵」と語ったそうです。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ドラえもん のび太と鉄人兵団 参照

 

アウェイのユニホーム 向かい風 

終わらない5分間

惰眠の彼方 飽食の果て  

お金では動かない

チャンピオンリング チャンピオンリング

チャンピオンリング チャンピオンリング

破れない便箋と 壊れないシャボン玉

弱いけど 小さいけど 

負けるとは限らないぜ

奇跡なんかじゃないんだよ

待ってたんじゃダメなんだよ

神の仕業ではないんだ

本当の名場面だ

他に方法はないんだ

他にはないんだ

フルコートのD フルコートのD

フルコートのD フルコートのD 

フェンス

チャンピオンリング チャンピオンリング

チャンピオンリング チャンピオンリング

サビついたプラチナと

ヒビ割れたダイヤモンド

強いから 大きいから

勝てるとは限らないぜ

 

(「フルコート」THE HIGH-LOWS 作詞作曲:甲本ヒロト)

 

バスケットには、オールコート(フルコート)のゾーンディフェンスというものがあるそうです。
絶対アウェイでも。どんなに力の差があっても。コート全面を走り続けても、守らなければならないものがある。


それは生命の輝きで、

そこに人間のスピリット(魂)がある。

司祭のカードはその部分に当てはまっています。

 


 


 

来年2024年11月には、冥王星が水瓶座に完全に移動します。

星が2000年単位の時代の区切りにさしかかってるという話も聞きます。

超えられない深淵の手前にあるパスは、戦車と司祭。
結果は分かりません。
でも、私もやっぱり生命の力を信じたいし、
限界だらけの人間だからこそ、できることがあるって思いたい。

 

そんなことを考えた講座でした。


とにかく、今年もタロット勉強頑張ります!