最近の猛暑で、早くも倒れがちな日々ですが、

 

前回

病気の人のコートカード(人物カード)

が不思議と与える側のことが多い気がする、

ということを書きました。

 

↑この記事の自分リーディングも

「コイン(ペンタクル)キング」でした。

他に私の知ってる事例でも、病気の人が

「ワンドクイーン」が2件、「ペンタクルクイーン」が1件あります。

 

タロットでクイーンとキングは、

持ってる力を他の人のためにも使える人、あげる側です。

 

病気の人があげる側?

普通考えたら、もらう側。

オラに元気を分けてくれ!(ドラゴンボール)みたいな感じですよね。

ワンドクイーンなんて、まさに熱を与える、元気を与える人です。

 

それでちょっと昔のことを思い出したので、

今日はそのことを書いてみます。

 

 

私がタロットを先生に習っているとき、

先生が人生で一番具合が悪かった時、もっと具合が悪い人がそばにいて助けられた。

という話を聞いたんです。

 

その時、「そういえば私にもそんな体験があったなー。」と思ったんです。

 

まだ19,20才くらいの頃、観覧車の中での出来事でした。

 

 

 

ある日、友人と観覧車に乗ることになりました。

1周15分くらいある大きいもので、そこの遊園地のメインでした。

 

私は子供の時からずっとパニック障害があり、閉鎖空間が苦手でした。

でもそのことは当時、家族にも友人にも黙っていました。

 

そこは景色がよい観光スポットで、

「ここに来たらまず観覧車は乗るでしょ」って感じのところでした。

友人は当然乗るつもりですし、

私だけ待ってるよってわけにもいかず、空気を読んで乗ることにしました。

 

たかが15分でも、苦手な人にとってはとても長い時間です。(-.-;)

頂上に近づくにつれ、あ、ヤバイな・・と思い始めて、必死で落ち着こうとしていました。

 

その時です。

 

4人乗りで人気のアトラクションだったので、男女のカップルと相席だった私と友人。

 

私の向かいの席の若い女性が、

めちゃくちゃ震えていました。

((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

 

ちょっともう、

「え!?そんな怖いのに何で乗っちゃったんですか!?あせる」ってレベルで震えていました。←人のこと言えないですが(^_^;)

 

「大丈夫ですか?」と声もかけられず、

(大丈夫ですかって言われると、ありがたいけどけっこう焦るものなので)

「思ったより怖いですね~」なんて、私も友人もたわいもない会話をしたり、

彼氏?(外国人でした)も、冗談言って、安心させようとしてました。

 

その人は閉所がダメというよりは、高いのが怖いタイプに見えました。

 

あの二人がカップルだったのかどうか、分かりません。

絶好のデートスポットだったので、乗らないって言えなかったのか。

それとも外国人を案内中で、ここは観光名所だから外せないって思ったのかもしれません。

 

いずれにしても私と同じで、我慢できる・大丈夫って思ったんでしょう。

 

でも、震える女性を見たとたん、

私の心は不思議なくらいにスーッと落ち着いていきました。

 

彼女は特に何もしていないけれど、

確かに私を助けてくれました。

 

そういうことってあるものなんですね。

 

 

だから、病気の人も、

変な遠慮はいらないのかもしれません。

 

私も体が弱いので、

恥ずかしながら、周囲の皆さんにおんぶにだっこでここまで来ましたけれど、

「もらってくれる人いるからあげられる」

ってこともありますし。

人助けって、うれしいものですし。

 

なので、知らないうちに誰かに元気をあげてたりするのかも?しれません。

 

今回のエピソードはけっこう直接的な話でしたけれど、

 

でもきっと、クイーンやキングが出たら、

その人の持ってるパワー、信じていいんだと思います。

 

タロットをしているとそんなふうに、

人生って不思議だな~といつも思います。