【乱読NO.2694】「折る紙の数学 辺の1/7、面積1/7はどう折るのか」渡部勝(著)(ブルー | D.GRAY-MANの趣味ブログ

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[ 内容 ]
辺を1/nに分かつには?
面積が1/nの正方形を作るには?
折り方を覚えるだけでも楽しい、パズル感覚の数学の入門書。
中学生から楽しめます。

[ 目次 ]
第1章 折り線とその性質(呼び方の約束 折り方の名前 折り線を作ってみよう ほか)
第2章 折り線の数学(xy座標で表してみよう 式を使ってみよう 辺の1/n ほか)
第3章 図形を折ろう(正方形を作る 面積1/nの正方形を作る 三角形を作る ほか)
第4章 いろいろ折ってみよう(立方体 直方体 五角形のコンパクト ほか)

[ 問題提起 ]
「一枚の正方形紙から、楽しい数学が始まる」と、著者の考えたものやアイディアが沢山書かれている。

私も、以前同じ種類の問題を考え、学生にも問題として出したことがあるので、興味を持った。

身近な題材でいろいろと考えてみる楽しさは面白いですね。

[ 結論 ]
私は、子どもの頃、母が、定規である紙を何等分して線を引くとき、例えば、一辺が20センチのものを7等分すると言ったとき、定規の21センチを斜めにとって、3センチきざみで印をつけ線を引いているのをみて感心した記憶がある。

母がどの程度平行線の理論を知って使っていたか知らないが、私も小学校低学年ですでに、こんなことをしていたことを思い出す。

中学で、中線定理をならって、これで、紙を3等分することもできるなと思い付いたときは嬉しかった。

[ コメント ]
そんな事を思い出させてくれるなんとなく懐かしい、そして、著者に親近感を感じる本だ。

[ 読了した日 ]
2009年8月23日