「10人の大数学者 現代数学を築いた人々」F・ガレス・アシャースト(著)好田順治(訳)(ブルーバックス)
[ 内容 ]
[ 目次 ]
[ 問題提起 ]
現代数学を築いた人10人を選んでその生涯を述べたもの。
20年前の本であるので、10人を今選んだとするとちょっと異なるところがある気がする。
[ 結論 ]
それにしても、人生いろいろ、数学者もいろいろである。
発作的に数学者の伝記を読みたくなる。
今回もそうだった。
ルーバックスだからレベルもちょうどいいだろうと立ち読みしたら欲しくなった。
私にとって数学者は憧れでもあり、不思議な存在である。
彼らの数学的才能と世俗的な社会的地位がどのような関係にあるのだろうかとか、ある数学世界を根底から覆すような発見をしたらどのような世俗的攻撃が待っているんだろうとか、世俗的な興味にひかれての読書である。
本書は副題が「現代数学を築いた人々」とある。秀才ではなく、天才を扱っている。
特に、カントルとクロネッカーの関係に興味がある。
[ コメント ]
初心者用の本であるので限界はあるが、この書は独創性を追求している学者の卵に読んでもらって、一つ、勇気をもっていただきたい一書である。
[ 読了した日 ]
2009年2月22日