【乱読NO.355】「若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来」城繁幸(著)(光文 | D.GRAY-MANの趣味ブログ

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[ 内容 ]
「3年で3割辞める」新卒離職率、「心の病」を抱える30代社員の急増、ニート、フリーター問題…。
ベストセラー『内側から見た富士通「成果主義」の崩壊』の著者が、若者の視点で、いまの若者をとりまく問題の核心に迫る。

[ 目次 ]
はじめに 「閉塞感の正体」を見きわめる
第1章 若者はなぜ3年で辞めるのか?
第2章 やる気を失った30代社員たち
第3章 若者にツケを回す国
第4章 年功序列の光と影
第5章 日本人はなぜ年功序列を好むのか?
第6章 「働く理由」を取り戻す

[ 発見(気づき) ]
就職するとよく耳にする話がある。

「3日、3ヶ月、3年」会社に入ってこの周期で壁にぶち当たるそうだ。

その時々で会社を辞めようと考える。

[ 教訓 ]
かつて社会が右肩上がりだった時代から言われていたこの教訓は、先行き不透明で閉塞感に苛まれた今の若者にはもはや当てはまらない。

それは入社3年後には辞めてしまうからだ。

年功序列と終身雇用という昭和的価値観が沁みん込んだ親に育てられ、人生の成功者のレールに乗ろうと夢にみた団塊ジュニア世代。

いつの間にか経済は長期停滞し、成果主義導入、年功序列崩壊。

そしてリストラ。

平均給料が20年前と変わっていない資料をみると、食べてはいけるが、20年前よりも必要な経費や税金保険の負担が増えているから生活は豊かになったとはいいがたい。

[ 一言 ]
そんな現実を前に多くの若者が働かないニート、フリーターへとなっていく。

働くことになにを見出せばいいのかわからいのだろう。

[ 読了した日 ]
2007年9月16日