どこでも図書館とか。 | HEAVEN's NOTE

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徒然なるままに・・・ひぐらし硯にむかひて、心にうつりゆくよしなし事をそこはかとなく書きくつれば、あやしうこそ物狂ほしけれ。

「電子書籍」
デジタルコンテンツで紙に印刷された本の体裁を模したものをさす。

目次とかページ送りとか、しおりなどの体裁を備えていないものは電子書籍とは言わないらしい。だからそんな使い勝手があるようだ。 Kindleを初めて見たときは物珍しさで試してみたが、何か読書という所作にワザワザ合わせなくても、違うユーザビリティがあるんじゃ無いかと思ったもんだ。 そ のせいもあって、既存の本のかたちで手に取れるものはワザワザ電子書籍でという気にはならなかったし、この先も無いだろうなと漠然と感じてい た。
   
図書館や古本屋で本を探す楽しみとか、紙の手触りやインクの匂い。ページをめくる所作や音までが読書という楽しみの全てだと信じてい るし、染みや折り目にも愛着を感じて、本を捨てるどころか、売ったりするのも偲びな い。
 

図書館

こんな読書という嗜好のためには、電子書籍化なんて不必要だと思っていたら、遅まきながら「青空文庫」に出会っ た。

既に著作権の切れている本をインターネット上で公開されており、ダウンロードして読むことができる。
挿絵と か装丁とかはないが、図書館でしか見かけないような古いものや、古本屋でも扱わないような代物まで用意されている。

読みたいと思って いたけれど、なかなか手が出なかった作品なんか試してみるいい機会では無いでしょうか。さらには世の中もと進んでいて・・・。

新図書館計画の第2段階として電子書籍の学術的利活用方法の検証を進める。
東京大学附属図書館と京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は5月13日、次世代ハイブリッド図書館の実現に向けた実証実験の開始を発表した。  東京大学本郷キャンパスでは、総合図書館前広場の地下に300万冊を収容可能な新館を建設し、伝統ある本館は外観を保存しつつ内部を全面改修する「新図書館計画」が進行中。図書館の伝統と電子図書館を融合させた次世代ハイブリッド図書館の実現も計画している。
何よりも、スマホからでも読める(アプリは必 要)から、「どこでも図書館」という便利で面白いことになっています。