ロシアとウクライナの戦争を24間以内に終わらせると豪語していたトランプ大統領。実際にはそんなに簡単な話ではありませんでした。それでもサウジで米露が和平交渉を開始しました。なぜに当事国のウクライナが抜きなのか?答えは簡単でゼレンスキーが入って来ると話がまとまらないから。彼としてはロシアによるクリミア併合前の状態まで戻して大勝利を宣言したいのだそうです。さすがにアメリカの高官もそれは夢物語と一蹴してました。結局のところ優勢なロシアに有利な条件での和平になるのは必至なのです。それにロシアも既に10万人以上の戦死者を出している訳ですから一歩も引かないのは当たり前。ゼ大統領は和平交渉での発言すらできない状態ですが、それは彼にとって好都合かもしれません。ウクライナファーストの結果には絶対にならないから(そもそもアメリカがそれを認めている)外された事で恥をかく事が回避されているから。そうしたら今度は米露でウクライナに何の相談もなくウクライナの大統領選をまずやるという事を決めた模様。これも一見おかしな話ではありますが、極めて現実的なのです。ウクライナ国民が彼を再選するとは米露両国共考えていないのでしょう。日本に避難してきたウクライナの人々も祖国を愛する気持ちは強いけれど、だからと言ってゼ大統領を熱狂的に支持している風ではありませんでした。(単なる私の感想です)

ロシアにしてみれば親ロ派の政治家が選ばれる事を望んでいるのでしょうが、これは未知数です。アメリカも黙ってロシア寄りの人間を大統領に据えようとは思っていないはずだから。そして一部のメディアがアメリカ軍を現地に派遣する可能性があると報じてこちらの方が物議を醸しています。もし本当なら米露の兵士が直接殺し合う本当の米露戦争に発展しかねないから冗談でもこのような煽り記事を書くべきではありません。

いったいどうなる事やらこの戦争の行方。私は個人的に絶対に終わらないと思っていたガザ地区での戦闘が一応中断している事に驚いています。一応トランプさんの功績なのかもしれませんが、ウ露戦争も早く決着してほしい。そうしないと私の妻の年老いた両親も先が長いとはいいがたいので早く娘と会いに行かなければならないから。早く渡航禁止を解除してもらいたいものです。

 今朝、アマゾンプライムで“パニック・イン・ミュージアム”というロシア映画を観ました。サブタイトルにモスクワ劇場占拠テロ事件とあって、内容説明にも2002年に実際に起こったこの事件が元ネタになっていると書かれていたので大変楽しみにしていました。ところが劇中の序盤でYouTubeでよくアップされているロシア製戦争映画で登場するスーパーヒーロー役の男優さんが出てきたので嫌な予感がしました。案の定、実際の占拠事件とは全く違う内容で、結局前述のスーパーヒーロー(休暇中の特殊部隊隊員役)が単身で劇場に潜入し一味を壊滅させるという勧善懲悪ものになっていたので観て後悔しました。

実際の事件では突入の際に致死性の強いガスが使われ、人質129名が犠牲になりました。しかもガスの成分が極秘扱いになっていて助け出された人々に適切な医療処置ができなかった為にこれ程多くの人が亡くなったのです。ロシア政府としては思い出したくもない事件なのです。更にこの事件、テロリストの中にロシアの諜報機関(FSB)の捜査官がおとり捜査員として潜入し、チェチェンゲリラをそそのかして事件を引き起こすように扇動していた事が判明し、この捜査官もその後暗殺され、この件を調べていたアンナさんという記者も暗殺されました。この謎はいまだに解明されずロシア当局によるチェチェンゲリラへの憎悪を煽る為の自作自演だった可能性が濃厚なのです。だからこんな事を映画で描けるはずはなく、単なるヒーローものとして描かざる負えなかったのでしょう。どの国にも不都合な歴史があり、日本でも都合の悪い歴史は教えないように教科書検定という検閲が実施されております。

ネットで色々な情報がゲットできる時代だからこそ、私達は自分自身で情報を精査しながら真実を知る努力をするべきなんだと思います。

 

  この映画を観るとつくづくアメリカ人が嫌いになります。それは日本に原爆を落としたからではありません。

ユダヤ人の科学者を利用して持て囃し、そして最後にはソ連のスパイに仕立て上げて全てを奪い取るという顛末。

大半の日本人が知らない不都合な歴史的な真実。民間人を大量に虐殺する都市への絨毯爆撃はその昔は犯罪行為でした。

この悪質な戦法を最初に実行したのがナチスドイツ(スペインのゲルニカ爆撃)と日本(重慶爆撃)なのです。

そしてこの卑劣な戦法に最も反対していたのが原爆を落としたアメリカなのです。

そうなるとドイツへのドレスデン空襲や東京大空襲や広島、長崎への原爆投下も因果応報という事になってしまい、日本人は決して被害者面はできないのです。ただし核兵器の恐ろしさを実体験した日本人がそのことを情報発信し核兵器廃絶を訴えるのは誠に正しい事ではあります。原爆開発で世界をリードしていたドイツがユダヤ系科学者を排斥した事から後れを取り大戦で使えなかったのは大変皮肉な結果だった事でしょう。でも日本でも京都大学で原爆開発は行われており、先に実用化していたなら間違いなく使っていたことでしょう。やっぱり被害者面はできないのです。

そんな複雑な状況だった訳ではありますが、先にこの悪魔の兵器を手にしたのはアメリカでした。そして躊躇なく使用し科学者のオッペンハイマー自身も使うべきと熱心に発言していた事がこの映画ではっきりと描かれていました。

ところが戦後、犠牲者の数が25万人以上と知らされると良心の呵責に苛まれ、手を叩いて大喜びしていた1945年8月の頃の彼とは随分変貌していったとのこと。彼が被爆者と面会した際に涙を流して謝罪したという模様を通訳の女性が証言した録音データが公開され物議を醸しました。当然アメリカにとっては不都合な事なのでしょう。アメリカでは原爆使用は当然だったという教育をしている訳ですから、今さら謝罪など絶対にする訳がありません。

結局のところアメリカは国益の為なら何でも利用し核兵器でさえも迷うことなく使い、それを開発した人間でさえも紙屑のように捨て去るという嫌な国なのです。

この傾向は不変であり未来永劫変わる事はありません。