久しぶりに為替の事を書きます。
1ヶ月ほど前にわたしのタクシーに乗って来た高齢男性のお客さんがこんな事を言ってました。
「トランプのお陰で80万円損した!」
要はドル建ての金融商品を買っていて、急に円高になったから(140円)マイナスに転じたという事でした。
詳しくは聞きませんでしたが、口ぶりから察するに145円~148円のレベルで持っているご様子。
なのでわたしがご降車の時に自分のスマホのチャートをお見せして今後についてのアドバイスをして差し上げました。
偉そうな事を言ってますが、相場の教科書通りのパターンになるなら、という条件付きです。
ちょうど月足で162円を頂点とする三つの山(真ん中が一番高い)が完成していて三尊という足型が完成しました。このパターンが出現すると、その後それをひっくり返した分の値幅以上に下がるというのが相場あるあるパターンなのです。(そうなるとは限らないが)そこで三尊完成なら今後120円~110円台まで下がる(円高に)可能性があるので、頃合いを見て損切も考えてみてはという事を申し上げました。どうせ株屋(証券会社)の言う事を鵜呑みにして買っているのだと思ったから。
あれから為替は一旦円安方向に戻してきました。148円65銭まで戻しました。けれどもその後が続かず現在145円前半ですから、このままだと再び140円ラインを試す可能性が濃厚。もちろん根拠はあります。3本の指数平滑移動平均線が日足で下落トレンドを展開中。もう少しで上昇トレンドに転換する可能性はあったもののダマシに終わった模様。週足は完全に円高方向に向いています。昨年の9月に円高転換しそうだった週足も際どい所で再び円安方向に戻りました(ダマシに終わった)
今回は完全に短期線、中期線、長期線がひっくり返っていますからかなり堅固な円高トレンドとなっています。
問題は月足。まだ円安トレンドを継続してはいるものの、今月このままの水準で終わると短期線が中期線方向に動きますからいよいよ円高転換への大きなサインになるのかもしれません。しかも月足で長い上ヒゲを現出する結果になったら中々ブルトレンド派(ドル買い派)は買いにくいでしょう。
さて、くだんのご老体はその後やれやれ売りで危機を脱したのやら。(わたしの忠告を聞いていたなら・・)
でも相場に身銭を切って参加していると中々損切はできないのが現実なのです。(特に素人参加者は)
145円を超えて一旦上昇したドル円。「よし、このままプラスに転換だ!」と鼻息荒くポジションを閉じる事も無く、株屋の「長い目で見て下さい!」というようないい加減なアドバイスに乗っている可能性大。結局は塩漬け状態になり、ゆくゆくは追証が発生し、強制ロスカットになって資産を全て失う羽目に・・、というコワい結果にならなきゃいいけど。