昨日久々にお会いした加藤健二郎氏、彼の本職は軍事評論家なのです。元々は戦場カメラマンであり戦場ジャーナリストでした。そんな加藤さんが、昨日このウクライナとロシアの戦争に関して興味深い事を仰っていました。“この戦争20年は続く”そして“ロシア側は100万の兵を失う覚悟ができている”というのです。これは第一次大戦からかのロシアという国の戦の仕方などいろいろな側面から加藤さんなりに分析した結果なのでしょう。チェンチェン紛争の時はあのバサエフ司令官と8日間を共にした彼。数々の戦場で培った彼の経験値は私達とは次元が違うのでしょう。私達が見聞きする情報は所詮は西側メディアのものとネット情報のみです。加藤さんは面白い切り口で情報収集していました。ウクライナ軍に参加している日本人義勇兵のツイッターなどだそうです。日本人は機密は漏らさないけど、日常的な事はペラペラとすぐに話す習性がある事から、ウクライナ軍の内部がどうなっているのか、ということが良くわかったとの事。脱走兵は続出し士気は低くひどい状態らしいというのです。加藤さんは両軍の損害については分からないと言っていました。さすがにこればかりは正直分からないでしょう。以前イスラエルのモサド機関がトルコのメディアを通して発表した数字がありましたが、これもどうやら正確ではなさそうです。あのチェチェン紛争ですら15年続きました。組織的な抵抗は1994年から2000年で終わったとはいえ、それでも6年続いた訳です。ソ連によるアフガニスタン侵攻は12年。ロシア人はとことんやる気質なのかもしれません。加藤さんが言うにはこの戦争はロシアにとっては国内紛争だというのです。だから絶対に諦めない。たとえ100万人の将兵が戦死しても継続するという何とも怖い予測です。戦争の本質を肌で知っている加藤さんならではの分析に背筋が凍りました。
私にとっては戦友と言っても過言ではないでしょう。日本で唯一のプロのバグパイパー加藤健二郎氏。
数年前から体調が悪くなっての闘病生活に入られました。私の楽団でもメインの演奏家でしたから、昨年秋のイベントでの今後の不参加確定はとても残念でした。思えば彼とは2008年のロシア大使館でのフェスティバルで客演としてお迎えしたのが始まりです。超保守的な日本のバグパイプ業界にあって、異端児と呼ばれ単身で活動することが多い加藤さんでしたが、私達と出会って以降は合奏する機会が増えて私達も随分お世話になりました。東日本大震災の時は2年以上に渡って一緒に東北に通いました。そんな加藤さんが、“もう楽器は無理。”と昨年秋に仰っていたので本当に残念に思っていました。
今日はたまたま、ある友人の主催パーティーで久しぶりに彼と再会しました。
2月に友人から加藤さんに会いにいくので、と誘われましたがあの時は自分の大腸ガンの一件があったので、会いに行くこともできず心配していました。
今日、再会してとても元気そうだったので安心しました。食事の際は右手が不自由なのでかなり苦労されていましたが、リハビリが順調ということで3年後には元に戻る可能性が高いとのこと。
両手が使えるようになっても65歳にしてバグパイプは中々にしんどいかもしれません。それほど体力のいる楽器ですから。
でも加藤さんとまた一緒に演奏できる可能性が出てきて私は本当に嬉しくなってきました。
私も秋までに癌との闘いにケリをつけて、加藤さんとの共演を是非とも実現させたいと思っています。
先般も書きました、資源燃料価格が暴落し一定の水準で落ち着いているにもかかわらず、電気料金をしつこく大幅値上げしようとする不思議。ここに来て経産省も値上げ幅の圧縮を求め、公聴会では一般国民の厳しい意見が続出だったようです。
東電の言い分は、燃料価格は再び上昇し下がらない、円安は今後も加速し続ける、というもの。公聴会では根拠を示せ!という厳しい要求があったり、経営状態がひっ迫しているから、という言い訳には、高給取りの社員の給与を引き下げてから、という要求もあったようです。“よくぞ言ってくれました!”と手をたたいて喜びました。
いつもなら、政府も電力会社を守るために公聴会などやっても、電力会社にとって都合のいい事しか言わない人物を厳選して臨むはずです。でも、今回は政府高官でさえ“もっと圧縮できる”と公言していたそうです。
東電の今回の値上げの根拠には稼働していない原発のメンテ費用2800億円も計上されているようです。
エネルギー価格の高騰による値上げ、という言い訳はもう通用しないところまで来たわけです。
開き直った東電をはじめ電力会社はあらゆる言い訳をしながら、値上げへの理解を求めていくと全く引かない姿勢継続中。
電気だけに私達は使わない訳にはいかないから、本当に困ってしまいます。
何とか阻止できる方法は無いもんだろうかと悔しい限りです。
原材料費の高騰を理由に420円だったカツサンドを680円に大幅値上げした駅前のベーカリー。
今日19時頃行ってみたら、殆ど売れ残っていました。
安易な値上げに対して、誰も買わないという分かりやすい報復がこの店の経営状態を圧迫していくのでしょう。
東電もこんな風になれば、と心底思いました。