皆さんは、ご自分の声や姿を録音、録画されて後で聞かせられたり見せられたりするのを気恥ずかしくて嫌だ、と感じるのではないでしょうか。実は私もそうなのです。余程慣れているタレントさんならいざ知らず、一般的には例えば自分の声は脳内で聞こえているのと実際の録音された声とは随分違って聞こえるものです。この違和感が嫌だと感じるのかもしれません。実は管楽器の演奏も同じで、自分が吹いていて聞こえている音と録音された音では随分異質に聞こえます。だから自分の演奏を録音して後で聞き返すと本当にヘタクソだと感じる事が多くて最初はこの練習法が嫌でした。ですが、ヘタクソに聞こえる分ダメな箇所があぶり出されて自分の弱点がすぐに確認できるというメリットがあります。昨年から教えに行っている中学校の吹奏楽部の生徒さん達にもこの練習法を推奨していますがやっている人はどうもゼロみたいです。中学生でも最近は高性能のスマホを持っていますからできるはずですが、どうもやりたがらないみたいです。(もしくは、学校へのスマホの持込がそもそも禁止されているのかもしれませんが)
いずれにしても録音して聞き返すことができるのなら絶対にやってみるべきでしょう。
音のひずみや抜けなど吹いていてもちろん気づくのですが、どんな風にダメだったか、という事を繰り返し聞き返していると、どうすれば修正&改善できるかということが見えてきます。またテンポの速い曲であればいい加減になっている箇所がすぐに分かります。これも要チェックということで、次回の練習で集中的にやるべき箇所なのです。
ダメに聞こえる事が多いこの練習法ですが、時々思ったよりも綺麗に出来ていると感じることもあります。例えば、別の日に詳細を書きますがビブラートのかけ方。私的にはちょっと邪道なやり方で掛けているのですが、録音してみるとこれが実に綺麗にかかっています。ならばこれでもいいのかなあ、と最近思うようになりました。
思ったよりも上手く吹けている事が確認できればそれは自分自身にとって大きな自信にも繋がります。
自分の音をまずは聞いてみるといろいろな事が見えてくるはずです。