わたし達一般人は車の修復歴の事をとても曖昧に考えています。(詳しい方は別として)
修復歴、修理歴、事故歴、これらがごっちゃになっています。わたしもそうでした。
バンパーをぶつけて修理、これは修理歴。人を跳ね飛ばして人身事故、でも車は損傷が軽微、これは事故歴です。
修復歴というのは車の骨格部分を修正か交換した履歴の事だそうです。だから修理程度では修復歴にはならず、たとえ人身事故を起こした車でも修復歴にはカウントされません。
わたしは全てがごっちゃになっていました。だから見た目が綺麗に修理されていれば、気にするかしないかの差であって、わたしは気にしない方なので、買おうとしていた車が修復歴ありでも構いませんでした。ところが前述のように修復歴がある車は避けるべき、と各中古車業者がそれぞれのHPなどで書いています。(契約後のトラブルが多いため)
大手中古車会社が行った追跡調査によれば修復歴のあった4700台は販売後に1800台で故障が発生していたとのこと。実に40%近い極めて高い確率で買った後でトラブルを起こす傾向があるようです。わたしが買おうとしていた車は左側のセンターピラーが修復されていて、左側のフロントフェンダーと助手席ドアは丸々交換されていました。左折時に余程強くぶつけたか車に突っ込まれたか、どちらかでしょう。つまり相当な衝撃が車全体に走った模様で、車の剛性が下がるだけではなく、一旦受けた衝撃によってハイブリッドシステムなど精密な機器がその後不具合を起こし、連鎖的に故障を発生させる可能性が高いとのこと。思えばこの車は1年近くも買い手がつかず、担当者は何も言わなくてもいきなり5万円値引きしてくれました。余程売ってしまいたかったのでしょう。車内はとても綺麗でしたが、外装はやはり傷が多数散見され、運転者の未熟な扱いぶりが推察できました。結局のところ、高額なオプションは全てカットしてもらってそれでも127万円までが限度でした。実は展示場で実車確認中に隣に停まっていたシーマもチェックしていました。値段が少し安かったからです。込み費用で114万円という表示。そこでこの車を見せてもらうことになりました。この日は横浜で同窓会の集まりがあってそろそろ引き上げなければならない時間でした。なので急いでこの本体価格95万円の車の履歴や実車確認を行いました。幸い修復歴はなく、その代わりあっちこっち外装に小傷がありました。また車内にもムーンルーフのサイドゴムパッキンが垂れ下がっていたり、運転席のヘッドレスト脇のスピーカーカバーがささくれていたりと、高級車だけにどれも大きなマイナスポイントだらけでした。でもそれさえ我慢すれば安くてしかも最上級グレードなのでお買い得だったのかもしれません。結局どんでん返しで修復歴ありの車からなしの車に変更して契約した次第です。外装の小傷はワックスとタッチペンで軽く修正するとして、社内のゴムは接着剤で、スピーカーカバーはシートカバーを掛けて目隠ししようかと思っています。