今日、わたしが2年間関わった町田の中学校の吹奏楽部の夏のコンクール本番でした。2年前は迷える初心者だった当時の1年生の皆さんも今日は引退前の最後の本番ステージでした。レベルが本当に上がってきたこの吹部。わたし自身がもう教えるレベルではなくなってきた事が金賞確実と思っていた大きな根拠でした。そして迎えた本番はとても素晴らしい演奏でした。縦の線も合っていて、ピッチ(特に木管群)もピッタリ、アーティキュレーションも良かった。昨年はこの吹部の過去最高位の銀賞。そして今年の結果は・・。金賞間違いなしと思っていましたが、残念ながら銀賞でした。昨年は銀賞で大喜びだったのに今年はそれを死守したのにがっかりだなんて、やはり彼らは本当に成長したんだと実感しました。先ほど顧問の先生から審査員の総評が送られてきました。6名の審査員の得点は74点、76点、84点、85点、86点、そして残念ながら70点をつけた審査員がいました。その審査員の総評ではパーカッションの配置をもっと考えるべきとかなりの辛口評価でした。これはサウンドではなくて視覚的情報がもろに得点に影響した結果です。元々3名いた打楽器から1名が退部して2人になり、1名他の部から助っ人で急ごしらえの3名体制。演奏自体はとても良かったのに忙しく楽器を持ち替える様が低評価に繋がったようです。この点は別の審査員も思わず笑ってしまったとコメント(この審査員は高評価だったので得点には影響しなかったようです)少ない人数でお互いをカバーし合いながら一生懸命に演奏したパーカッションメンバーの奮闘は称賛に値します。実は吹部のみんなにはわたしの方から昨年シンガポールの大学から発表された論文について開陳していました。コンクールの審査結果は音よりも目で見る視覚的情報に影響を受けやすいという事が科学的に証明されたのです。だから楽器の構え方や吹き方、拍子の取り方など注意してくださいと申し上げた事が何回かありました。さすがにパーカッションの動線にまでは思いが至らなかった。結局この低評価がもろに影響したみたいで金賞まであと1点だったようです。だから銀賞なれど限りなく金賞に近い準金賞なのです。来年こそは思いを遂げてくれる事と思います。そのころにわたしはいませんが・・。