今年の3歳馬は結構強くないですか?
ダート路線も芝路線も1000万下程度だと、3歳馬から買っておくと結構当たります。

 昨日のレパードSも5頭が100万下で勝ち負けをしていて、タイムはともかく、レパードSも古馬に混じってもG3位の位置付けはできるのではないでしょうか。
 
 グッドマイスターも7月の準オープンで抜けた1番人気になりました。次回出遅れなければ、好勝負になる可能性が高いです。
 昨日も小倉1000万下をマイネルバイカが勝ち、2着も3歳馬でした。
 
 こう考えると、大将格のハタノヴァンクールはどこまで強いのか、今は休んでいるオーブルチェフはどうか?など、この先が非常に楽しみです。
僕が思うところでは、ハタノヴァンクールはJCDでもそれなりの結果は出せるんじゃないかと思いますよ。
オルフェーブルが見事に勝利しました。

 直線では内をついて、ジョッキーの思い切った騎乗が功を奏したということも若干はあるでしょう。馬場がこの馬向きだったということもあるでしょう。ただ1頭、34秒台の足を使ったこと、二着以降をバラバラにちぎっていることを考えると、強かったということを否定はできないでしょう。
 ただ、気持ちの面のアンバランスさを解消できたわけではないでしょうから、思わぬ凡走がまだあるかもしれません。そこは気をつけましょう。
 たとえば、前走の天皇賞のようにタイムが速く、前が止まらないような展開の時に後ろから行き過ぎたり、あまりに遅いペースに引っかかってしまい、それを抑えた時のようなレースは危険があると思います。

 2着のルーラーシップは、馬が充実してきたのでしょう。オルフェーブルがいたことが不幸でした。前に行って、2着に残ったことは立派ですし、オルフェーブルとは内外の差があったことを考えれば、秋にはG1を切って勝てる存在になるでしょう。この馬もキングジョージか凱旋門賞へ行けば面白かったかもしれません。
 母のエアグルーブも4歳になってから順調に走りだしたことを考えても、これからなのかもしれません。素質馬であることには変わりないので、活躍を期待しましょう。

 ショウナンマイティは、一介の追い込み馬ではない結果を出しました。秋も東京のG1路線での活躍が非常に楽しみです。毎日王冠辺りより、天皇賞辺りからスタートをした方が、この脚は生きるように思います。

 3着のウィンバリアシオンは相変わらずで、歯がゆいレースでした。このパターンだと、G1を勝ち切るのは厳しいかもしれません。

 4着のマウントシャスタは、うまく内を抜けたためとはいえ、非常に強い内容でした。秋以降は非常に楽しみです。東京ではなく、距離は2000m以上の方がいいのかもしれません。

 このレースはペースもよく、実力差がはっきり出たのだと思います。競馬はいろいろな要素が重なって結果が出るものなので、次からもこの順になるとは限りません。ただ、今後の為の非常にいい目安にはなると思います。究極なレースではなかったものの、ハードなレース出会ったので、故障をする馬が出てこないことを祈ります。
 ディープブリランテが馬場も味方に付けてダービー馬になりました。
 
 Cコースになったこの週は、ともかく前に行った馬が残る馬場で、外からの追い込みが決まるような状況ではありませんでした。タイムはオークスより若干遅く、レベルとしては微妙なところだったのかもしれません。

 勝ったディープブリランテは、流れが若干速かったこともあり、折り合って3番手を進み、直線残り200の地点では、前を行ったトーセンホマレボシを楽にかわし、フェノーメノの追撃を鼻差押さえました。今日は、あくまで馬場が向いたことがあり、3歳馬の中で抜けた存在になったとまでは言い切れないでしょう。僕はマイル位が一番合っているように思います。スピードと力でねじ伏せられるレースが一番強さを発揮できるでしょう。

 二着のフェノーメノは、自力があるところを見せつけました。位置取りは、この馬の位置がギリギリのところで、これ以上後ろにいてはダメであったことを考えても、蝦名騎手はこれ以上ない机上をしたと思います。青葉賞組のジンクスを破ることはできませんでしたが、風穴をあけたと思います。
この馬は東京コースが向いていることは間違いないでしょうが、菊花賞で走る姿も見てみたいものです。デビュー当時からの成長はダービーで3歳トップクラスに追いついたと言えるでしょう。

 3着のトーセンホマレボシはスピードのあるところを見せつけ、粘りきりました。このスピードは秋の毎日王冠や天皇賞向きとみます。無事に行けば、毎日王冠をスピードで押し切る姿を見ることができるでしょう。できればその路線へまわってほしいところです。

 4着はワールドエース。どうも直前の調教も?な内容で、結果も馬場や展開が向かなかったとはいえ、道中の行きっぷりにちょっと不満が残ります。惨敗しなかったので、これで終わりと言うことはないでしょうが、これからさらに成長するとは思えず、G2クラスの馬なのかもしれません。

 5着のゴールドシップは位置取りが勝敗を分けたのですが、このスピード馬場はちょっと厳しかったのかもしれません。この先は、それなりの成績も残せるでしょうが、同じステイゴールド×メジロマックイーンのオルフェーブルのような成長は厳しいかもしれません。

 敗れた馬で、グランデッツァはアグネスタキオンの成長の限界、アルフレードは外枠と距離、スピリバーグは実力差、ヒストリカルは東京コースと距離、それぞれの敗因はそこだとみます。

 菊花賞は、ダービー組の中ではフェノーメノ、あとはこれからの上がり馬に期待します。
ジェンティルドンナの圧勝ぶりには、正直、恐れ入りました。速い馬場だったとはいえ、1000m通過ラップが59.1秒とオークスとしては速いラップで進み、ジェンティルドンナは上がり34.2でまとめました。2番目に速い上がりだったのは7着のハナズゴールで、35.2。これではこの世代の牝馬は太刀打ちできないでしょう。ブエナビスタの引退後を引き継げる牝馬の登場と見ていいのだと思います。秋以降も楽しみです。

2着はヴィルシーナ。ここが標準的な牝馬のレベルなのではないかと思います。悪い年に生まれて来てしまったものです。自在性の脚があり、展開に左右されない点が武器です。牝馬の春のクラシックを盛り上げた一頭であることは間違いなく、無事に夏を乗り越えて欲しいですね。常に一生懸命走る馬の様に見えるため、疲れをしっかりとって、万全の体制で望んで欲しいです。

3着はアイスフォーリス。この馬も比較的展開に左右されることなく走り来れる馬で、この先の牝馬路線で、重賞の一つ二つはきっと取れるでしょう。

一番人気のミッドサマーフェアは、いい位置取りで直線を向いたにもかかわらず、全く伸びずに惨敗でした。結果、故障を発生していることが判明しました。今年に入って六戦目でさすがに使い過ぎだったのでしょう。残念です。

秋はジェンティルドンナを中心に迫れる馬が出てこられるかどうか、春以降の新勢力を期待しましょう。
 結局、馬場が悪いままで、ゴール前は各馬が大バテする中、二頭だけバテずに上がってきた二頭でワンツーになりました。

 勝ったゴールドシップは、もちろん強いのですが、この勝ちはジョッキーの好騎乗によるものでしょう。直線の入り口でぽっかり開いた内をつき、一瞬で抜け出しました。この好騎乗は歴史的なものといっていいでしょう。ただ、まだどこまで強いのかは微妙で、ダービーも有力馬の一頭であることは間違いありませんが、抜けだしているというほどではない気がします。

 2着に追い込んで自力を見せたワールドエースは、次走で本当の実力がわかるレースになるでしょう。皐月賞で終わったしまう馬も意外と多いため、そうならないことを期待しています。もし、ダービーを圧勝出来るようであれば、この世代から一歩抜け出すことになるでしょう。ただ、大外届かずのシーンが浮かばないわけでもなく、どうなるでしょうか。

 この世代では、まだ強い馬が出てきていないように思います。ここまで負けていた馬の中にも、一気に本格化という馬がいるのかもしれません。

 ともかく、3歳も古馬も今年の前哨戦全般が馬場が悪い中で行われており、あまりあてにならないですし、意外と疲れが残っているのかもしれないです。十分に考慮しましょう。
 今年の桜花賞は、比較的順当な結果になったのだと思います。

 勝ったジェンティルドンナは、シンザン記念勝ちがフロックでないことを証明した強い勝ち方でした。ただ、姉のドナウブルーがかぶる感じもあり、僕は距離が伸びていいタイプではないと思います。オークスはもう少し距離の持つ切れのある馬が出てくると、やられてしまう可能性が高いんじゃないでしょうか。

 二着のヴィルシーナも早めに抜け出してよく頑張りましたが、これも2つ上のフレールジャックとかぶります。自分の実力なりの結果を出せるところで止まってしまうかもしれません。

 3着アイムユアーズは僕が信用を置けないファルブラブ産駒で、好走はトライアルまで、後は一歩足りないという馬でしょう、きっと。

 4着のサウンドオブハートの骨折は残念です。まだ先が楽しみな馬だけに、しっかり直して戻ってきて欲しいです。

 1番人気で負けたジョワドヴィーヴルは、どうも線の細さが気になり、オークスで多頭数を捌けるとは思えません。過度の期待はしないほうがいいように思います。

 オークスは別路線組もしっかり検討しましょう!
 オルフェーブルの大敗には、さすがにショックでした。このまま底を見せずに凱旋門賞へ行って欲しかっただけに、非常に残念です。

 競馬全般そうではありますが、京都コースは特に人気薄の大逃げと人気一本かぶりの馬がいる時に逃げ馬が穴を開ける事があります。今日はまさにその通りで、ほとんどのジョッキーがオルフェーブルの動きを見据えて、逃げた馬たちはいつでも捕まえられると思ったのでしょう。しかも、今日はペースも比較的早く、遥か彼方で逃げた二頭を追いかける勇気は中々出ないものなのかもしれません。

 今の京都の芝はタイムも非常に早く、スピードで圧倒できるような状態でした。二番手を進んだビートブラックを含め、ゴールデンハインドもナムラクレセントも大崩れはしませんでした。強い現5歳世代で去年・今年の春の天皇賞を連覇しました。

 オルフェーブルは、前走の件で、馬も関係者もナーバスになっていたのではないでしょうか?馬の微妙な状態はわかりませんが、騎乗は明らかに消極的だったと思います。あの展開でこの馬場で、まとまって4コーナーで上がっていっても、ひたすら外を回らざるを得ず、オルフェーブルは更に外に膨らんでいました。1ハロン毎のラップはわかりませんが、3ハロンの上がりが34.0秒で、仮にもう1秒早くても、連に絡むことすら出来ませんでした。前回の逸走がなければもっと積極的にいけたのかもしれませんし、この敗戦で悲観することはないのではないかと思います。

 後は、位置取りと積極性がこの結果になったと思います。春の天皇賞は、すでに日本でも主流なレースではなくなってきていルのは結果を見ればわかることですし、宝塚記念が特殊な馬場や展開になることを考えると、2000m前後のG1が春に会ってもいいように思います。

 今年は、雨で馬場が悪くなったことが多くて、皐月賞も桜花賞もこの先も、この点を考慮して予想をしなければならないのだと思います。
僕は本を読むのにすごく時間がかかり、長編を読み切ることはなかなかないのだが、ノルウェイの森は上下巻を夢中で読んだ。
文学についても詳しくはないので、僕なりの判断しかできないのだが、この小説は眈々と物語は流れ、その独特の広い世界に入り込むというものなのだと思った。感想は、感情的に揺り動かされるという、具体的ではないものが残る。
映画は、その小説の世界が非常に上手に描かれ、小説を読んだ時と同じように感情を動かされる。ただ、僕が小説を読んだ後の感覚とはちょっと違った。
これは、この小説自体が具体的な感想を残すものでないために、読む人によっていろいろな感情の動きがあるためにこうなったのではないだろうか。
従って、映画と小説を分けて考えるという意味で★★★★。
小説を読んでからの方が、よりわかると思う自分のイメージと映画とを比較して、違いを楽しむという見方も楽しめる
 今年は、オルフェーブルが制し、年の始に1勝馬だったこの馬は、暮れまでに重賞を6勝、クラシック三冠の上に暮れのグランプリを加え、G14勝を上げました。年明けに破れていたレッドディビスとの差を考えると、この一年の成長度がわかります。

 レースは、逃げたいと思う馬のいない状況で、アーネストリーが先頭に立ち、途中14秒台のラップを二度刻むなど、G1、オープン競走としてはあり得ないスローペース。これだけのレースになれば、当然ついて行けないような馬はおらず、我慢が続き、直線で一斉にスパートを掛ける上がりだけのレースになりました。また、一段であったため、ヒルノダムールなどは前が開かずに脚を余して負けました。

 オルフェーブルは、やや後ろ目から徐々に順位を上げ、直線は仕掛けると一気に突き抜けました。上がり勝負になったため、着差を広げるまでは行きませんでしたが、完勝には変わりないでしょう。ただ、これ以上の上がり勝負になった場合の不安は少し残り、その場合にはジョッキーの腕にかかってくるのでしょう。

 どちらにしても、強い馬は文句を言わない、の通り、距離も馬場状態も競馬場も展開も関係なく、勝てる馬だけに、まさに三冠馬にふさわしい馬です。父ステイゴールドも母父メジロマックイーンも最後まで力の衰えの無かった馬で、サンデーサイレンスにありがちな「古馬になっての衰え」は少ないのかもしれません。

 2着は、昨年のダービー馬のエイシンフラッシュが叩き合いを制しました。この馬はペースの早い時には前目につけて粘り込むレースも出来、スローの時にはものすごい瞬発力を発揮します。今日はまさにその瞬発力が生きたレースになりました。ただ、もう一歩足りないのは相変わらずで、自分から動けるレースができないと、このパターンが続いてしまうかもしれません。

 3着は、昨年同様にトゥザグローリーが入りました。この馬は、中山のこの距離が合うのでしょう。4着のルーラーシップもそうですが、多くのG1 が組まれる根幹の距離でのG1は意外と成績が残らず、非根幹距離の有馬記念や宝塚記念辺りが合うのだと思います。この二頭はこの状態が続くのかもしれません。
 
 4着のルーラーシップは、更にG1に弱く、スローの今回でやっと差のない結果を残しました。

 ブエナビスタは、秋はやはり衰えが出てしまい、思うような成績が残せませんでした。父スペシャルウィークも晩年は全てに力を出すことができなくなり、ここの点はよく似てしまったのかもしれません。おそらく、去年の状態であれば、今日のレースは圧勝していたと思います。最後までツキなない結果になってしまったことは残念です。牝馬で3歳から一線級の牡馬を相手に活躍し続けたのですから、歴史的名馬になったことは間違いありません。

 来年は、ブエナビスタ主役の座をオルフェーブルが背負う形になりますね。比較的レベルの高い馬がまだ現役を続けそうなので、来年も楽しみです。

 トランセンドには、恐れ入りました。スマートファルコンは中央に出てきていないので、もう日本のダートでは真っ向勝負で敵う相手はいないのかもしれません。

 レースはスタートからトランセンドは追っつけて先頭に立ち、首を横にしたまま先頭で引っ張る展開。1000m通過を1.009で、昨年に比べて少し遅いペースでした。ただ、13秒台に落としたのは勝負の決まったラスト1ハロンだけで、よどみないペースでした。

 海外遠征後に復活できずに引退してしまう馬が多い中、トランセンドは休み明けを脅威の粘り腰で勝った後、JBCを差のない2着、今回は圧勝と、本当に頭下がる馬です。帰国後からちょっと違う風格が出てきたのを感じるのは、僕だけではないと思います。今日は勝負があった後に少し流したこともあり、上がりの脚はそれほどでもありませんでしたが、気にすることはないと思います。また、切れる脚がないというのは前走のとおりで、今日のように逃げるか逃げた馬についていくような走りが、この馬の強さを引き出せるのではないかと思います。

 ビックリしたのは、2着のワンダーアキュート。スタートで大きく躓き離れた後方を追走することに。また、直線の入り口ではばててきた馬と接触し、また大きくバランスを崩しました。そこから内の狭いところをついて2着まで追い上げました。上がりの脚は1番で、一番の決め手を見せました。不利がなくても、トランセンドに勝てるかどうかは微妙でしたが、この中での実力は2番手なのでしょう。ただ、気性の問題で、あっさり負けてしまうこともある馬なので注意が必要です。

 エスポワールシチーは、やはりピークは過ぎたのだと思います。2009年当時であれば、勝ち負けに持ち込むことはできたと思います。海外遠征前の調整が良くなかったのか、フェブラリーSの当時がピークだったのか、どちらにしても一つ落ちた馬になってしまいました。多くのサンデー系の馬は、下降線に入ると上がってくることはないので、もう過度の期待をしてはいけないでしょう。

 来年のドバイに向けて、トランセンドもスマートファルコンも順調に調整が進むことを願うばかりです。