バチスポ -13ページ目

ホスト列伝その5 SHINJO

SHINJO(1972/1/28~)

楽しみの伝道者、つーさん(SHINJO氏)

日本ホスト界80年の歴史でも類を見ない、規格外の宇宙人。その名(迷)語録、仰天活動は枚挙の暇もない。昭和30-40年代のスーパーホスト、ミスター(=長嶋茂雄)とも並び称されるであろう伝説的ホスト。

1989年、大阪の名門クラブ若虎でホストデビュー。1992年には同僚の亀山努(=カメ)とともに大フィーバーを巻き起こす。
甘いマスクとデニムの似合う締まったヒップで一躍人気者となり、売り上げ成績が平凡であるにもかかわらず、2000年まで若虎の主力として一世を風靡する。
2000年末に米国進出。同年にやはり米国進出を果たしたイチローと比較されることも多かったが、いわく「記録はイチローくんにまかせて、記憶はボク(SHINJO)にまかせて」とマイペース。NYのクラブメッツ、SFのザ・ジャイアンツでもその明るい性格で人気を博した。

「アメリカは3年で飽きた」と帰国宣言し、最初にオファーのあったハムリンズへの入店を決める。札幌進出を決めたばかりのハムリンズのイメージアップに最適な人選として、ホスト不毛地帯だった北海道にホストクラブの楽しさを浸透させた。
また、人気の中央ホスト協会の向こうを張って「これからはパ・リーグです」等の名言で、折りしも組合店の削減問題で揺れていた太平洋ホスト組合の難問課題を吹き飛ばす新風さえ巻き起こした。
2004年からの札幌ハムリンズでのサービスは、米国で得た経験を基にした全く新しいスタイルだった。「エンジョイ!」が合言葉の接客スタイルは、かぶりものであったりイリュージョンであったりゴンドラでの入場であったりと、過去に例のない奇抜なものばかり。開店時のみならず控え室やオフタイムでも徹底しているそのスタイルに、周囲の若手は言うに及ばずベテランホスト陣も感化され、今のハムリンズの明るく楽しいイメージができあがったといっても過言でない。
閑古鳥の鳴いていた店舗を超満員にしたいという夢を叶えた2006年の年度が始まった4月に引退宣言を。以降紆余曲折しながらも、「つーさんを胴上げしたい」の合言葉に、ホストたちとハムリンズファンが一丸となって売り上げ、回転率を大幅アップさせ、ついには日本一にまで到達。例によって記録的には一流半のSHINJO氏だが、精神的支柱として常にハムリンズ大躍進の中心にいた。

昨日、予告どおりに引退発表を行った彼の今後の予定はいまだ明かされていない。が、仰天企画で再登場してくれることは間違いあるまい。
ホストという枠にはまらないこれからのSHINJO氏の活躍に、引き続き注目していきたい。



THANK YOU すべての人に 新庄剛志
¥905
株式会社 ビーケーワン

ハムリンズ、日本一に!

昨夜、札幌ハムリンズ(札幌市豊平区)が今年のホストクラブ日本一を賭けた選手権コンテストで、オレ竜(名古屋市東区)を破って、見事栄冠を射止めた。


コンテスト5日目となった昨日も、若手ホスト稲田直人(=源氏名「ナオト」)のまさかのフルーツ盛り合わせGETからチャンスを広げ、金子誠(=源氏名「会長」)のライター&おしぼりで指名を獲得。その後の一進一退も、用心棒セギノールのストレート一発で事態を収め、今シリーズ2度目のアツノリ(=稲葉篤紀)のドンペリタワーで突き放すなど、若手とベテランが見事にかみ合った接客で来場客を魅了した。

開店のフロントを勤めたダル(=ダルビッシュ・アリ)も見事その大役をこなし、岡島秀樹(=源氏名「ヒデ」)、MICHEAL(源氏名同じ)につないでオレ竜に流れる客を抑えきった。


アツノリのパフォーマンスで勝利を決定付けたハムリンズは、閉店後に予定していたプリンスつーさん(=SHINJO)の引退記念興行まで前倒しする余裕もみせ、オレ竜との勢いの差を見せ付けた。

ハムリンズの全国制覇は44年ぶり2回目。



MVH(最優秀ホスト) アツノリ(ハムリンズ)
優秀ホスト ダル(ハムリンズ)
ひちょり(ハムリンズ)
No.1用心棒 セギ(ハムリンズ)
敢闘ホスト ケンシン(オレ竜)



有終の美酒を味わうハムリンズの面々

▲閉店後の乱恥気騒ぎを楽しむホストたち

日本シリーズ採点表(下)

日本一!


というワケで、優勝、である。

44年ぶり(ワタシの生まれる前!)に優勝した感動もさることながら、8回裏からの、特に稲葉のMVPを決定付けたダメ押し弾のあとは、まるっきりSHINJOの引退興行だった。少なくともTVで観る限り、そういった方向付けがされていたと思う。だから、最後の打者アレックスの一打が左中間に飛びひちょりが落下点に入ったとき、あまりの出来過ぎに白けてしまう気持ちさえ、ほんのわずかでもあったことは否めない。


まぁ、それはそれとして、今年の我らファイターズは誰にも文句を言わせないほど強かったことは間違いなく、セ・リーグの覇者中日ドラゴンズとの5試合も、底力の差を見せ付けた印象すらある。特に、満員の札幌ドームとの組み合わせは、ファイターズの負けイメージがこれっぽっちも浮かばない。

ここはやはり、素直にうれしいし、最期まで戦い抜いたナインには、おめでとうとありがとうを言いたい。


で、このコラムを続ける理由である個人成績採点表の結果である。第5戦の成績を加えた打撃陣上位5名の最終得点がこれ。


■打者部門(試合結果の積み上げ型)


森本稀哲 77

小笠原道大 73

セギノール 93

稲葉篤紀 103

SHINJO 55


トップを走っていた森本は4タコ2三振でポイント漸減。代わって決勝ツーランを放ったセギノールが93ポイントと大躍進した。
しかし、やはり最期まで息切れしなかったのは脅威の5番打者、稲葉篤紀。ドラゴンズに引導を渡し、SHINJO劇場終幕に舞台を変えさせたダメ押しHRは、今までの中でも最高に効果的な打点だったかもしれない。ポイントも103と大きくアップ。彼のMVPはどこからも文句はないだろう。


■投手部門(各試合ごとの算定)

第5戦


ダルビッシュ 73.9

岡島秀樹 54.6

MICHEAL 51.4


5戦の先発投手の中でもっとも結果を残した今日のダルビッシュ。70点台のポイントは優秀投手の当確といえよう。

それにしても、岡島とMICHEALの点がここまで低いのは解せない。算定方法にまだまだ改良の余地がありそうだ。