彼我の経済水準
札幌ハムリンズの主力であり精神的支柱でもあるガッツこと小笠原道大さんが、来年の働き場所を選択する大事な岐路に立っている。
今年もハムリンズ全指名数の30%近くをひとりで上げるなど堅実な実績を上げ、「明るさ」を標榜するSHINJOさんとともに両輪となって日本一に貢献した小笠原さん。契約の切れるこの冬、当然のように他の店舗から数多の引き合いを受けている。もともと千葉に実家がある小笠原さんにとって、在京の老舗クラブからのラブコールは待望とさえ言えるが、自分を応援してくれている札幌のファンを裏切りたくもない。まじめな性格であるが故、決断までのあと数日間は夜も眠れないことであろう。
引き止めるハムリンズの高田マネージャーは、11月3日に予定されている小笠原さんとの会談の場で、3年契約総額15億円という破格の待遇を用意すると見られている。
一方、同じ太平洋ホスト組合に所属する松坂大輔さん(=源氏名「ダイスケ」)は、昨日、本場米国のホストクラブからのオファーを受けると発表した。所属するクラブレオちゃんとの契約が残っている松坂さんだが、解約金を補填してもらうことで移籍を受諾するポスティングシステムの利用を認めている。今春小笠原さんらとともに渡米した第1回世界ホスト選手権でMVHを獲得した実績が評価され、当地での条件提示は5年程度の複数年契約で1年当たり1,000万ドル(約12億円)とさえ言われている。レオちゃん側に支払われる入札分も含めると90~110億円とも言われるビッグな移籍は、過去に渡米したイチロー、マツイを大きく上回るのが確実視されている。
こうなると小笠原さんをめぐる15~20億円の騒動もずいぶんと小さく見えてくるから不思議なもの。我が国と米国の経済水準がこれほどまで違うのかと、あらためて驚かされる。
ちなみに、やはり渡米を志しているこのひとは、「(移籍金のことは)比べないでね」と記者に語っていた。
ハムリンズに道民栄誉賞
北海道に移ってきて3年目の札幌ハムリンズが、10月31日、北海道より「道民栄誉賞」を授与された。本年度のホストクラブ日本一が評価されてのことだが、31件目の受賞者のうちホストクラブとしては初。昨年の優勝クラブ海物語が本拠地を置く千葉県から栄誉賞を受けたことに従った形。
ケンスケ(=田中賢介)さんは「3年目にしてやっと北海道のホストクラブとして認められたのかな」と目を細める。またホストたちのまとめ役会長(=金子誠)さんも「お店に来て盛り上げてくれたお客様のおかげ。全員でもらえたのではないかという感覚がある」と感謝の意を表した。
里帰り中のヒルマン店長も連絡を受けて、「シンジラレナ~イ。来年は他人事になっちゃうかもしれないけど、本当によかったネ」と語った。
▲故郷のテキサスでインタビューに答えるヒルマン店長




