浅草キッド@Netflix
ビートたけしの下積み時代を描いた本人執筆の小説を、
彼を敬愛する劇団ひとりの脚本・監督で映像化した作品。
実質の主役は、たけしではなく大泉洋演じる師匠の深見千三郎。
彼こそが、その後のビートたけしの根幹を作り、育てた人物である。
芸人として一家言持ち、破天荒でありながらも思慮深く、魅力的な人物として描かれている。
斜陽になりつつある浅草六区の、文字通り最後の住人である。
テンポ感も小気味よく、ストリップ小屋の芸人の悲哀や、嬢への差別的な視点なども細やかに描いている。
とにかく、劇団ひとりが原作に惚れ込み、それ以上にビートたけしに心酔し、その師匠を神仏の如く受け止めていることがよくわかる。
それが嫌味にもならないことが、その思いが純であることの証左であろう。
目標まで、あと46本。