正欲@Netflix
朝井リョウ原作の小説の映画化。
ノーマルではない性癖の持ち主たちの苦難の物語、とでも言えばいいのだろうか。
それも、水に纏わる特殊性を取り上げており、一筋縄にはその異常性は感じられないモノである。
(いや、異常ではないのかもしれない)
映画としては凡作の一言。
原作では纏わる人々の苦悩がヒシヒシと伝わってきた記憶があるが、映像からはただ冗長な雰囲気が感じられるのみであった。
例えば、子供の状況を柔軟に受け止められない父親は、小説だと頑固者すぎる印象を持ったが、この映画では一般的な考えを持つしっかりした父親像に映った。
これは演じたのが知性的で聡明なイメージを持つ稲垣吾郎氏ということも相まってかもしれないが、だとするとミスキャストである。
同じことが、他の役々にもいえるような気がする。
劇中にも「ダイバーシティ」という単語が出てくる。
多様性を受け入れる、という視点はこれから世の中にとって大切なポイントになるとは思うが、
こればっかりは許容できない、という考え方も多様なものの捉え方と言えないだろうか、といつも考えてしまう。
他人に迷惑をかけるのでなければ、いいじゃないか、と。
多様性を受け入れるということはそこに受け入れられざる事象があるということで、認識をした瞬間にすでにコトは起こっているのではないか?
目標まで、あと45本。