すずめの戸締まり@金曜ロードショー
公開時にも映画館で鑑賞したが、TV放送に際しての再見。
公開時には、各映画館のHPに「この映画は緊急地震速報が流れるシーンがあります」という一文が掲出されていた。
物語の根底に地震と、東日本大震災の出来事が大きく扱われているためだ。
エンターテイメント作品としてどうあるべきなのかの解は私自身も悩んでいるところだが、
今回の放送に関しては、年始の能登での地震の直後にあたり時期尚早感が否めないような思いになった。
内容としては、要石を抜くことが地震につながるということであるが、
二つあるうちの片方をぬいたのは主人公のすずめであるが、もう片方がなぜ抜かれているのかが不明である。
その点は公開時からの私の引っ掛かりになっており、再見した今回も解消することはなかった。
ロードムービーとしては、新海監督ならではの美しい風景描写も相まって秀逸である。
ただ、宮崎駿作品と同じく、作を重ねることで説教臭さが滲み出てくるところはいかがなものかと思わざるを得ない。
目標まで、あと80本。