Zatolog

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つれづれなるまゝに、日暮らし、硯に向ひて、心に移り行くよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、怪しうこそ物狂ほしけれ。

日々感じたことを、忘れずに、共有し、共感し、共生したい。

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ビー・バップ・ハイスクール@U-NEXT


人気ヤンキー漫画の実写映画化。


ある意味では、現代に続く漫画原作を映像化する作品のお手本のような作品なのではないか。

『銀魂』などにも見受けられた、冒頭にショートエピソードを扱い世界観やキャラクター設定の種蒔きをし、

後半はひとつ筋の通ったストーリーラインで作品としての厚みを持たせている。


特筆すべきは、走る電車の中でのケンカシーン。

走行中の車両の扉を開けて、そのまま不良を川に投げ飛ばす。

映像を見ていても、柱などの建造物スレスレのところを飛び込んでいく。

後日、制作スタッフは始末書を書かされる羽目になったという噂だが、それも納得の危険演出である。

現代では間違いなく許諾されないであろう。


今ではVシネマの帝王である小沢仁志が、ケンカ相手の高校生を演じている。

その迫力の片鱗はこの映画からも見て取れる。

中山美穂も好演しており、急逝が悔やまれる。


目標まで、あと22本。

PLAN75@Netflix


75歳以上の高齢者が自らの命の選択ができる「PLAN75」を政府が主導する近未来。

自らの命を終えることを選択した老人には、現金10万円と安楽死、そして遺体の処理が約束される。

死の当日までは、カウンセリング的に一日15分間電話で話を聞く若者があてがわれる。

これはこの世界での優しさなのである。


仕事もなく、住居の更新もできない老人は、命を終えるしかない。

超高齢社会になった、いつかの日本の姿の可能性の一つであることをまざまざと突きつけられる。

とはいえ、この作品のようにここまで非情な世界になるかと問われれば、否と答えるし、応えたいと思う。


結末まで一切の救いがない残酷な物語であった。

見送る側の若者が一歩踏み出した行動に移るのだが、それとて身を結んだのかどうかまでは描かれない。

それはそれで救いの一つである気もしてきた。


目標まで、あと23本。

クレイジークルーズ@Netflix


とある豪華客船で殺人事件が起こる。

現場を目撃したバトラーは、偶然居合わせた自分の恋人の浮気相手の恋人の力を借りて、

真相を究明するために奔走する。


物語が加速すると思いきやギヤアップせず、面白くなるかと思いきや跳ねず、といった作品。

これが却ってタチが悪い。


坂元裕二の脚本が悪いのか、キャストのブッキングが悪いのか。

素人目に見ても、不要な人物が多すぎる。

ストーリーが漫然としているために、この世界にいる必要がないのである。


ミステリーにもコメディーにもなりきれていない。

なんとも残念な作品である。


目標まで、あと24本。