バースから電車で約一時間の場所にあるソールズベリーに行ってきました。
ストーンヘンジが有名な街ですがそれ以外にも歴史を感じられるものがありました。
ソールズベリー駅からストーンヘンジまでは
ストーンヘンジバスツアーのチケットを購入して向かいます。チケットは三種類あり、
1. ストーンヘンジビジターセンターまでのバス
2. 1+ビジターセンターからストーンヘンジまでのシャトルバス(5分)+ストーンヘンジにより近づける権利+オールドセーラムへの入場
3. 2+ソールズベリー大聖堂への寄付
となっています。
元来ケチな私は迷わず2を選択。
ソールズベリー大聖堂への罪悪感は一瞬浮かび上がって消えてしまいました。
1が安くて良いかも知れませんが目当てのストーンヘンジにはあまり近づけずビジターセンター内のストーンヘンジをもっと知ることができる展示を見ることができないのであまりおすすめできません。
(ビジターセンターでストーンヘンジのためのチケットを購入することもできます)
バスは街を抜け30分ほどかけてビジターセンターに着きます。
チケット購入など乗り降りに結構時間がかかるので結局1時間くらいかかって到着しました。
混雑状況によってはそうなることもあり得るかもしれません。
がっかりスポットと言われることもあるストーンヘンジですがハードルが下がりきっていたせいか
そこまで期待外れというわけでもありませんでした。
巨石はまあ巨石でしかないんですが一番感銘を受けたのはこれ
この矢印が冬至の時の日の入りの場所を示し、矢印の真逆は夏至の日の出を示しています。
つまり、この大きな前方の石とストーンヘンジの中心を結ぶ線は日の入り、日の出のラインと重なるのです。
これは大阪の四天王寺の鳥居に感銘を受けたことを思い出させます。
四天王寺も同じように春分、秋分の日に鳥居の真ん中を通って日が沈むそうです。
日本とイギリス、作られた時代も違いまったくつながりがないように思いますが
同じように太陽を基準にして物事を考えているのはなんとなくロマンを感じてしまいました。
屋外の展示。屋内にも展示があります。
お土産を見たりカフェで軽食をすましたり展示を見たりして3時間ほど滞在した後2つ目の目的地オールドセーラムに向かいます。
ストーンヘンジに隠れてあまりなじみの無い場所ではありますが城砦、大聖堂跡地を見ることができます。
貧乏な私は2のチケットでさえ高いと思っていましたがオールドセーラムの入場料も含まれているとなれば納得のお値段だなと感じてしまいました。
1時間ほど見学してバスに乗り市内へ戻ります。
最終目的地はソールズベリー大聖堂です。
荘厳なたたずまい。尖塔はイギリス最長だそうです。
本来無料で入場できますが受付にスタッフがおりなぜかみな並んでおりうまくやりすごす自信もなく結局寄付をしていい気分で入場することができました。
内装も厳かでありました。
たたずまいもさることながらお目当ては4つだけ現存するマグナ・カルタの写本です。
来る前は内容はあまり知らないけど名前だけ知ってるから見ないといけないというミーハーな心持だったのですが、
バスでオーディオガイドをなんとなく聞いているとジョン王という名前が耳に飛び込んできました。
高校の世界史の授業を思い出します。
ジョン王またの名を欠地王。
領土を失いすぎて評判が悪くその後の王はだれもジョンと名乗らなかった。
桃の食べ過ぎで死んだ。
そんな印象的なジョンとまた出会うことができました。
2018年10月ハンマーでマグナ・カルタを保護するケースが襲撃される事件がありました。
それが展示されていました。
大聖堂であることも忘れ商魂たくましいなと第一に思ってしまいましたが、全然的外れですよね。
マグナ・カルタの重要性を訴えているように感じました。
なんだかんだで6時間ほどでソールズベリーを楽しむことができました。
過去の人々に思いをはせることができるストーンヘンジバスツアーに参加してみてはいかがでしょうか。
http://www.thestonehengetour.info/