

日本は一種独特な社会だ。
多くの日本人が身辺の物に対して潔癖なだけでなく、周りの音に対しても潔癖だ。
日本に来て間もない人の中には、日本の「静けさ」に慣れない人も少なくない。
地下鉄の車内は静かで、乗客はなるべく声を出さぬよう努めている。
自分だけでなく他人の「耳」も尊重する姿勢は、賞賛すべきと言わざるを得ない。
しかし、執拗なまでの静けさへのこだわりはいかがなものか。
日本では子どもの声すら我慢ならない人が増えているという。
幼稚園の周辺住民が「子どもの声がうるさい」と苦情を言うケースも出ている。
少子高齢化が進み、人々が子どもと触れる機会が減っているのも原因かもしれない。
とはいえ、子どもの声を受け入れられないようでは、将来ますます出生率は低下するのではないか。
日本人個人と社会のためにも、子どもには寛容であるべきだろう。
2013年7月2日
[AFP通信]