
中国商務省は1日、欧州連合(EU)産ワインが不当に安く輸入され、国内産業が打撃を受けている疑いがあるとして、ダンピング(不当廉売)調査に同日着手したと発表した。
原則として1年以内に調査を終える。
EUは中国製太陽光発電パネルに対し、反ダンピング関税を暫定適用しており、中国側の報復措置とみられる。
ダンピング調査と並行して、EU産ワインが公的な補助金を受けて安値で輸入されているかどうかも調べる。
同省によると、補助金調査開始に当たり、EU側と事前協議を実施。
6月5日に中国ワイン業界による調査申請の内容をEU側に通知し、同17日に欧中双方による話し合いを行った。
21日にはEU欧州委員会から意見書を受け取った。
外交筋によると、調査開始までの詳細な過程を発表するのは珍しく、協議を通じて貿易紛争を解決したいとの姿勢をアピールしたとも受け取れる。
EUによる中国製太陽光パネルへの暫定税率は11.8%。中国側が一定の値上げに応じないなど、8月初めまでに交渉がまとまらなければ、平均47.6%に引き上げられる。
中国側は、ワインへのダンピング調査も交渉材料の一つとして利用し、EU側に妥協を促す戦術のようだ。
2013/07/01
[北京:時事]