米朝対話:長者は貧者を理解する能わず | already read‐news。ο

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北朝鮮は米国に対して直接交渉を呼びかけているが、今回は首脳レベルでの会談を提案している。
これは朝鮮半島における緊張緩和のチャンスともいえるが、米国と韓国ではこの動きはいつもの巧妙な罠だと考えられている。

北朝鮮国家国防委員会による声明文はかなりはっきりとしたものだった。
そのなかでは、「我々は、朝鮮半島における緊張を緩和し、地域における平和と安定を保障するために、米国との首脳会談実施を提案する。」と述べられている。

北朝鮮はすでにいままでも米国との二国間交渉を望んできた。
国際研究所のアンドレイ・イワノフ専門家は、北朝鮮にとっては権威を高めるだけにとどまらないと指摘し、次のように述べている。

重要なのは、イラクやアフガニスタン、リビアなどで米国が行ってきたような政権交代の試みを、北朝鮮に対しては行わない、という保証です。
いままで米国は北朝鮮問題を武力解決する権利も保留してきました。
つまりそのような保証を与えていなかったわけです。
それを懸念した北朝鮮は、国際的義務に違反する形で、核ミサイルを開発しました。
これは米国だけでなく、中国、ロシア、韓国、日本にとっても憂慮すべき事態です。
また北朝鮮にとっても、核ミサイル開発にかかるコストに耐え切れないおそれが生じます。
直接交渉によって、北朝鮮が核保有国になるという危険なシナリオにブレーキをかけるチャンスが生まれるでしょう。
(A・イワノフ)

しかしこのチャンスを逃してしまう危険性もいつもながらにある。
米国とその同盟諸国は、北朝鮮との対話を急いではいない。
韓国のパク・クネ大統領はバラク・オバマ大統領と北朝鮮問題を議論するなかで、交渉のための交渉は、北朝鮮に核開発の時間稼ぎを許すだけだと指摘している。
国務省の関係者らは、北朝鮮の提案が受け入れられるためには、国連安保理決議に基づく国際的義務を果たした場合のみだと指摘している。

公式見解からいえば、このような条件は理に適っています。
しかし忘れてはならないのは、米国が北朝鮮の海外口座凍結や人道支援の制限を行い、リ・ミョンバク政権が北朝鮮に対して激しく非難したことなどによって、北朝鮮は国連決議に違反することを余儀なくされる状況に追い込まれたことです。
さらに、一連の国々が国際法を自由気ままに解釈し、サダム・フセイン政権やムアマル・カダフィ政権を潰したことも、北朝鮮の指導者らに楽観を許しませんでした。
(A・イワノフ)


北朝鮮が米国の条件を鵜呑みにし、対話を実現するためだけに核兵器を放棄すると期待するのはあまりにナイーブだろう。
北朝鮮が核兵器を開発したのは、交渉でのカードとするために他ならないからだ。
北朝鮮は、もし武装解除すれば、対話どころか、イラクやリビアよりも悪い状況になってしまうことを恐れている。

それゆえ、もし米国が対話を拒否した場合、北朝鮮には核兵器の開発を続けるという選択肢しか残らない。
米国は将来、どこかのタイミングで北朝鮮との交渉に応じることになるだろう。
ただその場合には、北朝鮮はすでに核保有国として一定の尊敬を受ける立場にあるだろう。


18.06.2013
[Russia‐24]