

トルコのエルドアン首相は13日、首都アンカラにあるイスラム系与党・公正発展党本部での会合で、最大都市イスタンブール中心部のゲジ公園で反政府デモを続けるデモ隊に退去を求める「最後通告」を行った。
首相は会合で「我慢も尽きた」と述べ、デモ参加者の家族に、参加者を連れ帰るよう求めた。
また、欧州連合でトルコ当局による警察力の過剰行使を問題視する声が出ていることについて、「容認できない」と強く反発した。
首相は12日、デモ隊代表者らと会談し、発端となったゲジ公園再開発計画の是非を問う住民投票を提案。
首相側は住民投票の可能性が出てきたため、デモ隊の退去を求めたが、退去の動きがないことから、強制排除も辞さない構えを見せたとみられる。
イスタンブール県のムトゥル知事は13日に出演したテレビ番組で、デモ隊排除のための警官隊投入は現時点では計画されていないが、必要性があれば事前に周知すると述べた。
再開発計画は、公園のある場所にオスマン朝時代の建物を再現し、ショッピングモールなどを誘致する内容。
計画に反対する自然保護活動家らが5月末、当局に排除されたのを契機に、エルドアン政権に反発する世俗派のデモに発展した。
2013.6.14
[イスタンブール:ロイター]