
レバノンの首都ベイルートにあるイスラム教シーア派組織ヒズボラの拠点地区に26日、ロケット弾2発が撃ち込まれ、住民によると5人が負傷した。
前日には、ヒズボラがシリアのアサド政権を支援して戦闘を続けると明らかにしており、シリア内戦の影響がレバノンにも広がる可能性が高まっている。
ベイルート南部のヒズボラ拠点が攻撃を受けたのは、約2年前に隣国シリアで反政府運動が始まって以来初めて。
ロケット弾は交通量が多い道路に面した車の展示場と、数百メートル離れたアパートに着弾したという。
これまでのところ、犯行声明は出ておらず、シリア反体制派の軍事部門を率いるイドリス准将は衛星テレビ局アルアラビアに、攻撃には関与していないと話した。
一方、別の反体制派組織はレバノンのテレビ局に、「われわれは今後数日内に、今回以上の行動を取る」と語り、ヒズボラにシリアから手を引かせるよう、レバノン政府に警告した。
ヒズボラ指導者のナスララ師は25日に行ったテレビ演説で、シリア内戦について「われわれは最後まで(戦いを)続ける。この責務を受け入れ、あらゆる犠牲を受け入れる」などと語り、アサド政権を支援する考えを言明した。
一方、シリアのムアレム外相は26日、米国とロシアが提案し、6月に開催を予定している内戦解決に向けた国際会議に、シリア政府が「原則的に」参加すると表明した。
2013年05月27日
[ベイルート:ロイター]