「何のために」 「何を」 「どのように」
これは、プレゼンを作る際に僕が重視している3要素です。
今回はこれについて紹介します。
まず、「何のために」。
プレゼンの目的、聴衆の方達をどこに導いて行きたいかのゴールを設定することです。
目的がはっきりしていないプレゼンは、言いたいことがブレてしまいます。
ここを明確にしてプレゼンを作成していく必要があります。
3要素の中で一番重要なポイントです。
次に、「何を」。
プレゼンに盛り込む内容を決めることです。
例えば、今回のように「日本紹介」という名目のプレゼンの場合であれば、
日本の「何」を紹介するのか、それを選択していく作業です。
ここで大事なのは、プレゼンは「自分の言いたいことを言うためのものではない」ということです。
プレゼンの語源はプレゼント。
プレゼントを渡す時は、自分があげたい物ではなく、相手が喜んでもらう物を優先的に考えて渡しますよね?
プレゼンも同じです。
自分が話したいことではなく、相手が喜んでくれる、相手にとってプラスになる内容を優先して話すべきです。
では、何が相手にとってプラスになるのでしょうか?
それは当然、聴衆によって変わってきます。
ですから大事なのは聴衆を分析することです。
聴衆の年齢、性別、性格、知識、好み、人数・・・。
こういった聴衆の状況を考慮し、相手のためになりそうな内容を話しましょう。
ただ…、実は相手のことばかり考えていてもだめです。
自分がそれについて話せること、さらに自分の立場や周囲の環境を客観的に考慮して、
内容をチョイスする必要があります。
3番目は、「どのように」。
プレゼン構成や演出を考え、
どうすれば上記で設定したコンテンツを最大限に伝えることができるか考えることです。
ここでも大事なのは、聴衆を常に意識すること。
どういう風に話せば伝わるか、飽きずに聞いてくれるかを考えることが大切です。
以上が、プレゼンを作成していく上で大切な3要素です。
実際には、「何を」と「どのように」の部分を行ったり来たりしながら
コンテンツと構成、演出を考えるのが中心作業になります。
なお、この3要素は田中省三さんというプロのプレゼン講師の方に教わったものを参考にしています。
プレゼンの本はある程度読みましたが、その中で僕が一番おすすめしているのが、田中さんの本です。
興味を抱いた方はぜひ読んでみて下さい。目からうろこが落ちるはずです。
「あなたが変わる「話し上手」の法則 」というタイトルの本です。
さて、それでは具体的に、今回のプレゼンに当てはめてみます。
1.「何のために」
一つ目は、「日本ってこういう国なんだ!!へーーー!!!」というような感情を持ってもらうこと。
漠然としてしか知らないであろう日本の事を知ってもらうのが第一目的です。
二つ目は、ここまでお世話してくれた感謝の思いを伝えること。
今回のプレゼンは研究員の方が多く集まるため、自分の感謝の気持ちを伝える絶好の機会でもあります。
2.「何を」
今回の聴衆は、教授や博士課程の学生など、年齢層や知的レベルが比較的高い方達です。
そうした点を考慮すると、日本の特徴ではありますが、アニメやマンガ、野球や日本酒のようなトピックよりも、
日本の名所や歴史、国民性といった「やや固い」トピックの方がよいかと思われます。
また、聴衆のほとんどが研究員の方ですから、日本の「研究事情」なども興味があるトピックだと予想できます。
さらに、日本のことだけでなく、「僕がギリシャで暮らしてみた感想」も聞きたいであろうと考えられます。
僕が彼ら受け入れ側の立場であれば、研修生が自国をどう思ったのかは聞いてみたい内容ですので。
したがって、日本紹介をしながら自分のギリシャ暮らしの感想も盛り込んでいきます。
またこうした内容を盛り込むことは、目的の一つでもある「感謝の気持ちを伝える」ことにも繋がります。
それから、日本の政治や社会問題などにも関心は持たれているでしょうが、
こういった問題はやや暗いテーマになりがちなので今回は削ることにします。
自分がそれほど知識を持っていないことも削る理由の一つです。
削る部分は思い切って削るのも大事です。
3.「どのように」
前回の記事で書いたように、
1.基本データ
2.どんな場所があるのか?
3.どんな文化があるのか?
4.どんな国民なのか?
5.まとめ
という構成でいこうと思っています。(変える可能性あり。)
今回は10分なのでそれほど「飽き」が出てくる可能性は少ないと思いますが、
プレゼンが少しダレてくるであろう中盤に「日本食」「折り鶴」を
実際に提供するという演出を入れることにします。
また、どこかでいくつか少しだけ「笑えるポイント」を用意したいと思います。
「笑い」というのはプレゼンにおいて強烈なアクセントになり、聴衆の集中を保ってくれる要素ですから重要です。
別に爆笑は要りません。少しクスッとする笑いで十分です。
こういうのは、ネットなどで見つけた面白いネタを言えばいいのです。
ブラックジョークになりすぎない範囲を考えるのは難しいですが…。
Ex1)
ギリシャで学んだこと。
ギリシャ人の温かみ、海の美しさ、「ストライキの仕方」
Ex2)
とある日本人が出していた、見つけるのが難しいギリシャ人ランキングの紹介。
1.声の小さいギリシャ人
2.時間厳守のギリシャ人
3.自殺願望のあるギリシャ人
Ex3)
日本人とギリシャ人の交渉の特徴の紹介。
日本人「お互いの事情を慮り、折衷案で合意することが多い」
ギリシャ人「相手にお酒を飲ませまくってベロベロにしたあと、契約書にサインさせる」
全部は使わないと思いますが、こんなのが面白話として使えそうです。
以上、ばたけがプレゼンの際に目を付けている所と現状紹介でした。