【その2】ピュー太は発表会に行けたのか? | ばたつくチードリの日常

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うちのニャンコ、ラグドールのクロ(10才)ベンガルのトラ(4才)と息子ピュー太小学1年生(7才)と夫との日常を漫画なんかで描いていきます。

今日もお疲れ様です。

 

ニャンコ2匹と息子(5才)と夫と暮らすチードリです。

 

 

 

 

前回からの続きです。

 

ピュー太の発表会当日、熱は下がったけど行きたがらないピュー太。

 

行かせたい私。

 

気持ちは何となくわかります。

家の中とかもう仲良くなった人たちの前ではふざけたり、おちゃらけて自作の歌まで歌っちゃうピュー太ですが、舞台の上に立つとなるとやっぱり緊張するでしょう。しかも、年少さんの時の発表会はお休みしてしまったから、まだ体験したことのないものに対する恐怖もあると思います。

そしてお休みすれば、準備もしなくていいし、幼稚園まで歩かなくていいし、すぐにでもゲームができる(笑)

どの感情がどの程度混じっていたのかは分かりませんが、私はピュー太と話して反応を見る限り、今日は励まして行かせた方が良いと判断しました。

 

そんなことを行っておいて私は小さい頃、もの凄く人前に出て発表するのが嫌いでした。

幼稚園の頃、お誕生日会で前に出て、自分の好きなものを発表したり。

なんの為にそんなことをしたのか全く覚えていませんが、家から持って行った空き缶を手に写真を撮ったり。

とにかく私一人に注目されて何かするのがもの凄く嫌でした。

 

小学校の頃、授業中に一人ずつ発表しなければいけない日があって、それが嫌過ぎて私は朝学校に行ったふりをして近所でうずくまっていました。

 

 

その後どうしようかなんて考えもなく、とにかく発表が嫌だった記憶しかありません。

しかし、すごい近所でうずくまっていたのもあって、すぐに近所のおばさんに発見されました。

 

 

あぁ、やっぱり発表せないかんのか。

と思っていたら、私だけ発表しなくて良いことになりました。

親と先生と話してそんなに嫌ならやらせなくてもいいか。という話になったのかもしれません。

自分で逃げて置いてなんですが、私はその時やるべきだったような気がします。

その時から、嫌な事はやらなくていいんだ。と思ってしまって逃げられるものからは全て逃げようという精神が備わってしまった気がするからです。

それから逃げたくても発表しなきゃいけない場面にたくさん出くわしました。中学、高校、大学、社会人になってからも。自分が思い描く人生を生きるには発表の場は避けては通れない道だったのです。(大げさ)

 

もちろん、人それぞれ答えは違うし、今となってはこう思うだけで本当にそれが正しかったのかは知る事はできません。

育児に答えなんてどこにもありません。

誰かの方法が上手くいったとしても、環境も性格も違う、その後どんな人生が待ち受けているのかも分からない一人一人にピッタリはまる答えなんてないと思います。

 

ただ目の前の子供を見て、悩んで想像することしかできません。

きっとどんな選択をしても

これで良かったのかなと不安が消えることはないでしょう。

でもそれでいい、というかそれしかできないんじゃないでしょうか。

 

私はピュー太を励まして発表会をまず経験してみることが大事だと思ったので、

立ってるだけでもいい、うまくできなくてもいい、わからなければ先生に助けてもらえばいい、

まずはやってみようよ。と説得して行かせることにしました。

 

そしてピュー太はお父ちゃんと元気に発表会に向かいました。

私はそんなに説得しておいて行かないんかいって感じですけど、保護者一名までで、今回はお父ちゃんが行くことになってましたので・・・。

 

笑顔で帰って来たピュー太に、「発表会どうだった?」と聞くと

「楽しかった!」と一言。

とりあえず安心しました。

 

その後、お父ちゃんが撮ってきた動画を見ると

自分のセリフもなく、何もやることがない時間に鼻をほじりまくるピュー太が映っていました。

 

こ、これはこれで、き、緊張してたんかな・・・。

と思いたくなる様子でしたが、自分のセリフの時はばっちり緊張していて

だいぶ小さい声でしたが、頑張って言っていましたよ!

よく頑張ったね!!

 

 

最初から最後まで、泣いて座り込んでしまった子。

途中でおもらししてしまった子。

体調が悪かったのか、発表会に出られなかった子。

泣いて集合写真に笑顔で映れなかった子。

 

色々な子がいたようでした。

みんなお疲れさまでした!!

生きていく。それだけで大変な大仕事です。

発表会の話だけで、人生を考えてしまったチードリでした。

 

 

長々と、最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

それでは、また。