五條 瑛著 熱氷 | バステトの本ブログ

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昨日のブログで、本屋に行けただよ!! というのを書きましたが、早くも本屋に行きたくてたまりません。
 「あぁ!あれも購入してない!うぅ。あの見つからなかった本を探しに行かなければ・・・」
 と、もう明日まで自分の忍耐が持つか若干心配です。爆発してしまうかも・・・

五條 瑛著 熱氷 五條 瑛著 (講談社文庫) 『熱氷』
 内容:姉弟として育てられた朱音の突然の訃報を、氷山ハンター石沢恒星はカナダ沖の氷山採取船で聞く。帰国後、朱音の遺児・光晴と心を通わせるが、光晴は誘拐されてしまう。「俺は人は撃たない。撃つのは氷だけだ」という石沢に、総理を狙うテロリストは、解放の条件として“仕事”を課した。息詰まる3日間の攻防。


五條さん作品でまだ感想書いてないや、と思ったこの作品について読んだ感想を書いてみようと思います。
<革命シリーズ>『誘魔』は既に読んだんですけど、騒いだわりに一巻から全くこのブログには感想書いてないので少しずつ書いていこうと思います。

私、この小説を読むまで、氷山ハンターという人がいることすら知りませんでした。微妙な一を見分けて、必要な分だけ氷山をハントできるなんて人間ってまだまだ野生の血が残っているんですねぇ~。

 さて、主人公の石澤恒星が乗ったカナダの船に一通の電報が届くところから物語りは始まります。
それは義姉の朱音の死を伝えるものでした。恒星は数年ぶりに急遽帰国。帰国の飛行機で一緒になったのは同じく氷山ハンター滑川。

 恒星は、父親と朱音の忘れ形見である光晴と実家で暮らし始める。光晴と少しずつ心を通わせていくが、光晴は学校の遠足の帰りに誘拐されてしまう。犯人はなんと光晴の実の父親だった!

 光晴の解放条件は要人狙撃。

恒星にライフルを提供する密売屋の兄妹スワローとグースは、恒星の真っ直ぐな人柄に惹かれて光晴捜索に協力します。

 この小説は沢山の登場人物がいいて、思わぬところで話しが繋がっているから油断できん!!でも混乱せずに読めるのはやっぱり五條さんだからなんだな~♪

恒星は愛されキャラですよ♪罠にはめようとしている○○だって、裏を返せば恒星大好きだもん(^^)

 恒星は恒星で光晴を救う為に奔走するし、恒星のことが大好きになっちゃったスワローとグースも恒星を第二のオズワルドになるのを防ぐために自分に出来ることを精一杯頑張るところに胸がトキメキましたわ~♪

またちょっと読返したくなってきちゃった。。折角新しい本をガツガツと購入したというのにーー。。

ふふ。でも今日は金曜日♪どんなに夜更かししても次の日会社に遅刻する心配がないもんね☆読むぞーーー!